あまよ-の-しなさだめ 意味
- 【雨夜の品定め】
源氏物語の帚木(ハハキギ)の巻で,夏の長雨(ナガメ)忌みの一夜に,光源氏や頭中将(トウノチユウジヨウ)がめぐり会った女性たちの品定めをする部分の称。
関連用語
あまよのしなさだめ: 【雨夜の品定め】 源氏物語の帚木(ハハキギ)の巻で,夏の長雨(ナガメ)忌みの一夜に,光源氏や頭中将(トウノチユウジヨウ)がめぐり会った女性たちの品定めをする部分の称。
しなさだめ: 【品定め】 (1)品物の優劣や価値を判定すること。品評。 「じっくり茶器の―をする」 (2)数人の人たちで,他人の評価をすること。月旦(ゲツタン)。 「雨夜(アマヨ)の―」
しな-さだめ: [3] 【品定め】 (1) 品物の優劣や価値を判定すること。品評。「じっくり茶器の―をする」 (2) 数人の人たちで,他人の評価をすること。月旦(ゲツタン)。「雨夜(アマヨ)の―」
じん-の-さだめ: ヂン― 【陣の定】 平安時代,朝廷における評議の制度。大臣以下の公卿が陣の座につき,政務に関する討議を行なったもの。議題は神事・即位・改元など朝儀関係から官吏の任免・叙位,民政・司法・立法・対外問題など,国政全般にわたった。出席者に意見を述べさせ,天皇・摂関が裁可した。院政時代以降,形骸化。陣定(ジンジヨウ)。陣議。仗議(ジヨウギ)。
あまよ-の-つき: 【雨夜の月】 雨の降る夜の月。あっても見えないものにたとえる。「影見えぬ君は―なれや/詞花(恋上)」
あまよ-の-ほし: 【雨夜の星】 雨の降る夜の星。あっても見えないもの,きわめてまれなものにたとえる。「こちと女夫(メオト)は―,どこにあるやらないやらで/浄瑠璃・卯月の潤色(中)」
あまよ-の-みこと: 【雨夜の尊】 盲人・琵琶法師が祖神として崇める神。 積塔会
さだめ: 【定め】 〔動詞「定める」の連用形から〕 (1)きまり。規則。とりきめ。 「本契約に別段の―なき場合は…」 (2)性質・傾向・状態などがはっきりしていて変わらないこと。 (3)運命。宿命。 「はかない―」 (4)決定。判定。 「この大臣(オトド)の―によりて/大鏡(基経)」 (5)物事を決定するための議論。評定。 「主上御元服の―の為に,殿下御出あるべかんなり/平家 1」
あまよ: 【雨夜】 雨の降っている夜。
いろく-さだめ: ヰ― [4] 【位禄定め】 平安時代,位禄を与えるべき人数と位禄を出す国とを詮議した行事。毎年2月の中旬に行なった。
えんさだめ: 【縁定め】 夫婦などの縁組みを取り決めること。
えん-さだめ: [3] 【縁定め】 夫婦などの縁組みを取り決めること。
おさだめ-がき: [0] 【御定書】 (1) 江戸時代,法令一般の称。 (2) 「公事方(クジガタ)御定書」の略。
かぜさだめ: 【風定め】 (1)ある一定の日の風向を見て,その年の風や天候を占うこと。 (2)〔(1)をする日であったことから〕 陰暦一〇月一〇日の異名 [俚言集覧]
かぜ-さだめ: [3] 【風定め】 (1) ある一定の日の風向を見て,その年の風や天候を占うこと。 (2) ( (1) をする日であったことから) 陰暦一〇月一〇日の異名 [俚言集覧]