あま-さえ 意味

発音を聞く:
  • ―サヘ
    【剰へ】
    (副)
    「あまつさへ」の促音「つ」の無表記。「中納言,大納言に経あがつて,―,丞相の位にいたる/平家 1」

関連用語

        あまおさえ:    【雨押(さ)え】 屋根と煙突との間,土台と下見板との間などをおおって,雨が入り込むのを防ぐもの。
        あまさえ:    【剰へ】 「あまつさへ」の促音「つ」の無表記。 「中納言,大納言に経あがつて,―,丞相の位にいたる/平家 1」
        あまつさえ:    【剰え】 〔「あまりさへ」の転。近世以前は「あまっさへ」。「あまさへ」とも表記した〕 (1)そればかりか。そのうえに。 「折りからの大雪,―車の故障」「お国と姦通し,―…中川で殿様を殺さうといふ/怪談牡丹灯籠(円朝)」 (2)事もあろうに。あろうことか。 「南都の大衆同心して,―御むかへにまゐる条,これもつて朝敵なり/平家 5」
        あまつ-さえ:    ―サヘ [1] [2] 【剰え】 (副) (「あまりさへ」の転。近世以前は「あまっさへ」。「あまさへ」とも表記した) (1) そればかりか。そのうえに。「折りからの大雪,―車の故障」「お国と姦通し,―…中川で殿様を殺さうといふ/怪談牡丹灯籠(円朝)」 (2) 事もあろうに。あろうことか。「南都の大衆同心して,―御むかへにまゐる条,これもつて朝敵なり/平家 5」
        あまりさえ:    【剰へ】 〔「余り」に助詞「さへ」が付いた語〕 「あまつさえ」に同じ。 「―疫癘(エキレイ)うちそひて/方丈記」
        あまり-さえ:    ―サヘ 【剰へ】 (副) (「余り」に助詞「さへ」が付いた語) 「あまつさえ」に同じ。「―疫癘(エキレイ)うちそひて/方丈記」
        あま-おさえ:    ―オサヘ [3] 【雨押(さ)え】 屋根と煙突との間,土台と下見板との間などをおおって,雨が入り込むのを防ぐもの。
        さえ:    【冴え・冱え】 〔動詞「さえる」の連用形から〕 (1)澄みきっていること。 「音の―」 (2)考え・感覚などが鋭くはたらくこと。 「頭の―」 (3)技術や腕前があざやかで際立っていること。 「上手投げに―を見せる」 (4)(遊里で)興がますこと。また,遊興。酒宴。 「これより辰巳の里と出かけ,あらゆる―をつくしけり/黄表紙・栄花夢」
        さえ-さえ:    サヱサヱ 【騒騒】 (副) 「さいさい(騒騒)」に同じ。「あり衣(キヌ)の―しづみ/万葉 3481」
        あま:    【天】 「あめ(天)」に同じ。多く助詞「つ」あるいは「の」を介して他の語を修飾し,また直接複合語をつくるときの形。 「―の白雲見れど飽かぬかも/万葉 3602」 ; 【海人・蜑】 魚介をとったり,藻塩を焼いたりするのを業とする者。漁師。古くは海部(アマベ)に属した。あまびと。いさりびと。 「―の釣舟/古今(羇旅)」 ; 【亜麻】 アマ科の一年草。中央アジア原産。高さ約1メ
        さえさえ:    【騒騒】 「さいさい(騒騒)」に同じ。 「あり衣(キヌ)の―しづみ/万葉 3481」
        さえさえて:    【冴え冴えて】 冴えた上にもよく冴えて。いやが上にも寒くなって。 「衣手によごの浦風―こだかみ山に雪ふりにけり/金葉(冬)」
        さえさえ-て:     【冴え冴えて】 (副) 冴えた上にもよく冴えて。いやが上にも寒くなって。「衣手によごの浦風―こだかみ山に雪ふりにけり/金葉(冬)」
        ささえ-こさえ:    ササヘコサヘ 【支え小支え】 (同音・類音の語を重ねた語) じゃまだてすること。中傷すること。ささいこさい。「『牛島殿,待たしやんせ』『こりゃ何故あって私らを,―をしなさんすのぢや』/歌舞伎・加賀見山再岩藤」
        おさえ:    【押(さ)え・抑え】 (1)おさえること。また,おさえる物。 「石を置いて―にする」 (2)他人の言動を支配・制限すること。また,欲望などに抗する力。 「新任の課長では―がきかない」「その気になったら―のきかない人」 (3)敵の侵攻を防ぐこと。また,防ぐための備えや軍勢。防備。 「敵(アタ)守る―の城(キ)そと/万葉 4331」 (4)囲碁で,相手が「伸び」または「はね」を打った

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