あめしらす 意味
- 【天知らす】
〔「す」は尊敬の助動詞〕
地上から去って天をお治めになる。貴人が死ぬ。崩御される。
「ひさかたの―しぬる君故に/万葉 200」
関連用語
あめしずく: 【雨雫】 雨のしずく。多く,涙を流して泣くさまにいう。 「小大進は―と泣きて候ひけり/著聞 5」
しらす: 【知らす・領らす】 〔「しる」に上代の尊敬の助動詞「す」が付いたもの〕 (1)お知りになる。知っていらっしゃる。 「大野なる三笠の杜(モリ)の神し―さむ/万葉 561」 (2)国を統治される。しろす。しろしめす。 「生れまさむ御子の継ぎ継ぎ天の下―しまさむと/万葉 1047」 ; 【白州・白洲】 (1)白い砂の州。 「河口の―」 (2)庭先・玄関前などの,白い砂の敷いてあ
あめ-しら∘す: 【天知らす】 (連語) (「す」は尊敬の助動詞) 地上から去って天をお治めになる。貴人が死ぬ。崩御される。「ひさかたの―∘しぬる君故に/万葉 200」
からす-がしら: 【烏頭】 (「烏頭(ウトウ)」の訓読み) 馬の後ろ足の,外側に向いてとがっている関節。
しらすげ: 【白菅】 カヤツリグサ科の多年草。高さ約60センチメートル。湿地に生える。根もとから出る細長い葉は裏が白い。晩春,花茎を出し,上端に雄花穂を,側方に二,三個の雌花穂をつける。
しらすげの: 【白菅の】 (1)地名「真野(マノ)」にかかる。 「いざ子ども大和へ早く―真野の榛原手折りて行かむ/万葉 280」 (2)同音の「しら」にかかる。 「葦鶴(アシタズ)の騒く入江の―知らせむためと/万葉 2768」
しらすげ-の: 【白菅の】 (枕詞) (1) 地名「真野(マノ)」にかかる。「いざ子ども大和へ早く―真野の榛原手折りて行かむ/万葉 280」 (2) 同音の「しら」にかかる。「葦鶴(アシタズ)の騒く入江の―知らせむためと/万葉 2768」
しらすな: 【白砂】 白いすな。はくさ。
しらすぼし: 【白子干(し)】 主にカタクチイワシの「しらす」を塩水で煮て干した食品。ちりめんじゃこ。﹝季﹞春。
しらす-ばしご: [4] 【白洲梯子】 能舞台正面に白洲から掛けてある三段の階段。江戸時代,当日の奉行が開演を告げたり,能楽者にかずけ物を与える際,昇り降りに用いた。楷梯(キザハシ)。 能舞台
しらす-ぼし: [0] [3] 【白子干(し)】 主にカタクチイワシの「しらす」を塩水で煮て干した食品。ちりめんじゃこ。 [季] 春。
はしらす: 【走らす】 ※一※ (動サ五[四]) 「走らせる」に同じ。 「馬を―・す」「筆を―・す」 ※二※ (動サ下二) ⇒はしらせる
みしらす: 【見知らす】 ※一※ (動サ四) (1)実際にわからせる。特に,痛い目にあわせる。思い知らせる。 「伯母をも知らいで―・した/浄瑠璃・長町女腹切(上)」 (2)「する」「なす」の卑しめた言い方。やらかす。 「ま一寝入り―・そと/浄瑠璃・先代萩」 ※二※ (動サ下二) (1)見せてわからせる。 「筆太に―・せたるは転宅の数をいへるか/滑稽本・浮世床(初)」 (2){※一※(1)
からすがしら: 【烏頭】 〔「烏頭(ウトウ)」の訓読み〕 馬の後ろ足の,外側に向いてとがっている関節。
しらすうなぎ: ウナギ類; 淡水ウナギ