あめのした 意味

発音を聞く:
  • 【天の下】
    (1)地上の世界。天下。この世界。あめがした。
    「―とこやみにして,また昼夜のわきも無し/日本書紀(神代上訓)」
    (2)朝廷。また,国家。
    「凡そ―の有する所の公民/日本書紀(孝徳訓)」
    (3)(「天の下の」の形で)天下に比類がない,の意。
    「―の色好み,源の至といふ人/伊勢 39」

例文

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  1. 延喜式諸陵寮には「檜隈大内陵(飛鳥浄御原宮にあめのしたしろしめしし天武天皇。
  2. 兆域東西五町、南北四町、陵戸五姻)・同大内陵(藤原宮にあめのしたしろしめしし持統天皇。
  3. 諡号は岡宮御宇天皇(おかのみやにあめのしたしろしめししすめらみこと、または、おかのみやぎょうてんのう)。
  4. しかし、国内においては「大王(おおきみ)」「治天下大王(あめのしたしろしめすおおきみ)」号が使用されていたとされる。
  5. 古老曰へらく、昔、巻向珠城宮(まきむきのたまきのみや)に御宇(あめのしたしろしめしし)天皇の二十七年戌午年の秋、飢えて人民多く亡せき。

関連用語

        あめの-した:     【天の下】 (1) 地上の世界。天下。この世界。あめがした。「―とこやみにして,また昼夜のわきも無し/日本書紀(神代上訓)」 (2) 朝廷。また,国家。「凡そ―の有する所の公民/日本書紀(孝徳訓)」 (3) (「天の下の」の形で)天下に比類がない,の意。「―の色好み,源の至といふ人/伊勢 39」
        めのした-ぼお:    ―ボホ [5] 【目の下頬】 甲冑(カツチユウ)の付属具。目から下の部分をおおう鉄または革の面。
        めのしたぼお:    【目の下頬】 甲冑(カツチユウ)の付属具。目から下の部分をおおう鉄または革の面。
        あめの:    【天の】 天にある。天の。天上界に所属する。 〔「あまの」と読みならわされている語は「あまの(天の)」の子項目とした〕 →あまの
        あめのあし:    【雨の脚】 「あまあし(雨脚){(1)}」に同じ。 「十六日,―いと心細し/蜻蛉(中)」
        あめのうお:    【鯇・鯇魚】 ビワマスの別名。
        あめのうみ:    【天の海】 大空の広いのを,海にたとえていう語。あまのはら。 「―に雲の波立ち/万葉 1068」
        あめのつき:    【雨の月】 「雨月(ウゲツ)」に同じ。
        あめのひ:    【天の火】 天から降って来る火。神火。天火。 「焼き滅ぼさむ―もがも/万葉 3724」
        あめのもり:    【雨森】 姓氏の一。
        あめの-うみ:     【天の海】 大空の広いのを,海にたとえていう語。あまのはら。「―に雲の波立ち/万葉 1068」
        あめの-おきて:     【天の掟】 天の神の定めた掟。天命。「―有りて,天の下に琴弾きて族(ゾウ)立つべき人になむありける/宇津保(俊蔭)」
        あめの-おしで:     【天の印】 (大空に押した「押し手」の意) (1) 月の別名。「久方の―やこれならむ/清輔集」 (2) 天の川の別名。「たなばたは―の八重霧に/散木奇歌集」
        あめの-ひ:     【天の火】 天から降って来る火。神火。天火。「焼き滅ぼさむ―もがも/万葉 3724」
        あめの-みかど:     【天の御門】 朝廷。また,天皇の尊称。「―の近江のうねめにたまひける/古今(恋四詞)」

隣接する単語

  1. "あめのあし" 意味
  2. "あめのうお" 意味
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  4. "あめのおきて" 意味
  5. "あめのおしで" 意味
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  10. "あめのおきて" 意味
  11. "あめのおしで" 意味
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  13. "あめのひ" 意味
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