あめひと 意味
- 【天人】
(1)天上界の人。てんにん。あまびと。
「―の妻問ふ夕(ヨイ)ぞ我も偲はむ/万葉 2090」
(2)都の人。
「鄙の奴に―しかく恋ひすらば/万葉 4082」
(3)天つ神の血を引く人。大和朝廷の統治下にある者。
「若し―のけぶりにあらば,来て我が上を覆へ/常陸風土記」
関連用語
いめひと: 【射目人】 射目で獲物をねらう役の人。 「―を餝磨の射目前に立ててみ狩したまひき/播磨風土記」
いめひとの: 【射目人の】 獲物を伏してねらうことから,地名「伏見」にかかる。 「―伏見が田居に雁渡るらし/万葉 1699」
いめひと-の: 【射目人の】 (枕詞) 獲物を伏してねらうことから,地名「伏見」にかかる。「―伏見が田居に雁渡るらし/万葉 1699」
あめ-ひと: 【天人】 (1) 天上界の人。てんにん。あまびと。「―の妻問ふ夕(ヨイ)ぞ我も偲はむ/万葉 2090」 (2) 都の人。「鄙の奴に―しかく恋ひすらば/万葉 4082」 (3) 天つ神の血を引く人。大和朝廷の統治下にある者。「若し―のけぶりにあらば,来て我が上を覆へ/常陸風土記」
ひと-あめ: [2] 【一雨】 一回の降雨。また,ひとしきり降る雨。「―ごとに暖かくなる」「―欲しい」「―来そうだ」 ――ありそう 何か事件や騒動が起こりそうだ。悪いことが起こらずには済みそうもない。
ひとあめ: 【一雨】 一回の降雨。また,ひとしきり降る雨。 「―ごとに暖かくなる」「―欲しい」「―来そうだ」 ――ありそう 何か事件や騒動が起こりそうだ。悪いことが起こらずには済みそうもない。
めひき: 【目引き】 (1)色揚げの際に,模様の部分を防染して引き染めにすること。 (2)手綴じ製本で,丁合いの終わった中身の背に,糸綴じ用の小穴をつくるため鋸目(ノコギリメ)を入れること。
めひも: 【雌紐】 入れ紐の,雄紐を受ける輪になった紐。 ⇔雄紐
あめ: 【鯇】 ビワマスの異名。[和名抄] ; 【雨】 (1)空から降ってくる水滴。大気中の水蒸気が高所で気温冷却により凝結し水滴となって落ちてくるもの。 「―がやむ」「―に煙る」「恵みの―」 (2)(雨のように)絶え間なく降りそそぐもの。 「涙の―」「弾丸の―」 〔複合語をつくる場合「あま」「さめ」となることがある。「あまぐ(雨具)」「あまぐも(雨雲)」「はるさめ(春雨)」など〕
つめひらき: 【詰(め)開き】 〔「つめびらき」とも〕 (1)かけひき。談判。応対。 「お侍様との―は跡へ廻して/歌舞伎・お染久松色読販」 (2)貴人の前を退出するとき,左から右へ身体をまわして立ち上がること。転じて,立ち居振る舞い。 (3)逆風で帆走するとき,これ以上は風上に切り上がらない極限の針路で帆走すること。また,そのときの帆の状態。
つめひらく: 【詰め開く】 談判する。かけひきする。 「だまつているはひけた事,あがつてひとつ―・かん/浄瑠璃・二枚絵草紙(上)」
ひめひば: 【姫檜葉】 カタヒバの別名。
めひしば: 【雌日芝】 イネ科の一年草。庭や路傍に生える雑草。高さ約50センチメートル。まばらに分枝し,広線形の軟らかい葉を互生。夏から秋に,枝頂に緑色の小穂をつける。メヒジワ。ジシバリ。雌芝。
めひじは: 結んで引っ張る; 植物
めひるぎ: 【雌蛭木】 ヒルギ科の常緑小高木。九州南部以南の海岸泥土に生える。マングローブを構成する樹種の一。枝は節が膨らみ,長楕円形革質の葉を対生。花は白色。果実は円錐形で,樹上で発根,落下し生育する。琉球笄(コウガイ)。