あやめ-の-ひとえがさね 意味
- ―ヒトヘガサネ [8]
【菖蒲単襲】
襲(カサネ)の色目の名。表は青,裏は紅梅。
関連用語
あやめのひとえがさね: 【菖蒲単襲】 襲(カサネ)の色目の名。表は青,裏は紅梅。
ひとえがさね: 【単襲】 単衣(ヒトエギヌ)を二枚以上重ねたもの。女房が夏に用いた。
ひとえ-がさね: ―ヘ― [4] 【単襲】 単衣(ヒトエギヌ)を二枚以上重ねたもの。女房が夏に用いた。
みえがさね-の-おうぎ: ミヘ―アフギ 【三重襲の扇】 檜扇(ヒオウギ)の一。檜(ヒノキ)の薄板の枚数の多い扇という。女房の飾り扇。
みえがさね: 【三重重ね・三重襲】 (1)三重にかさねること。また,三重にかさねたもの。 (2)表と裏の間に中陪(ナカベ)を入れて仕立てた衣服。 「―の袴具して賜ふ/源氏(総角)」 (3)「三重襲の扇」の略。 「かのしるしの扇は,桜の―にて/源氏(花宴)」
いつえがさね: 【五重襲】 袿(ウチキ)を五枚重ねて着ること。また,袖口と褄(ツマ)に中陪(ナカベ)を加えて,五枚重ね着したように見せたもの。
あやめ-の-かど: 【菖蒲の門】 端午の節句に,邪気を払うものとしてショウブをふいた門。「人や―の内/浄瑠璃・虎が磨」
あやめ-の-こし: 【菖蒲の輿】 中古,端午の節会(セチエ)に,ショウブを盛って宮中で飾った輿。そうぶのこし。
あやめ-の-ゆ: [5] 【菖蒲の湯】 しょうぶゆ
のち-の-あやめ: 【後の菖蒲】 「六日(ムイカ)の菖蒲(アヤメ)」に同じ。
あやめ-の-かずら: ―カヅラ 【菖蒲の鬘】 ショウブで作った鬘。中古・中世,邪気を払うまじないとして,端午の節会(セチエ)の式に,天子も群臣もこれを冠に結びつけるのをならわしとした。あやめかずら。しょうぶかずら。そうぶのかずら。
あやめ-の-せっく: [0] 【菖蒲の節句】 五月五日の端午の節句。ショウブをいけたり,軒に挿したりするのでいう。しょうぶのせっく。
あやめ-の-つくえ: 【菖蒲の机】 端午の節会(セチエ)に,ショウブを盛って典薬寮から宮中に奉った机。
あやめ-の-まくら: 【菖蒲の枕】 端午の節句に,邪気を払うまじないとして,ショウブを枕の下に入れて寝ること。「たちばなに―かをる夜ぞ/千五百番歌合」
あやめ-の-くろうど: ―クラウド 【菖蒲の蔵人】 中古,五月五日の端午の節会(セチエ)に宮中で,親王・公卿にショウブなどで作った薬玉(クスダマ)を分け配った女蔵人(ニヨクロウド)。「五月の節の―/枕草子 89」