あゆちがた 意味
- 【年魚市潟】
名古屋市南区辺りにあった入り海。((歌枕))「桜田へ鶴(タズ)鳴き渡る―潮干にけらし鶴鳴き渡る/万葉 271」
関連用語
あゆち-がた: 【年魚市潟】 名古屋市南区辺りにあった入り海。((歌枕))「桜田へ鶴(タズ)鳴き渡る―潮干にけらし鶴鳴き渡る/万葉 271」
あゆち: 【年魚市・吾湯市】 愛知県西部の古地名。 「尾張国の―郡の熱田社に在り/日本書紀(景行訓)」
ありちがた: 【在千潟】 同音で「あり」にかかる。 「―あり慰めて行かめども/万葉 3161」
うちがた: 【内方】 内裏に仕える人々。天皇方の人。 「長日の御修法・御読経など―よりも始めさせ給ひ/栄花(花山)」
うちがたな: 【打(ち)刀】 (足緒(アシオ)で腰に吊(ツ)る太刀に対して)刃の側を上にして腰に差す刀。抜く動作と斬る動作が一連になる利点がある。元来は下卒が用いたものであるが,戦国時代には平時の差し料として武将たちも常用するようになり,やがて,大小拵(ダイシヨウゴシラエ)を生むに至った。
おうちがた: 【邑知潟】 石川県,能登半島基部にあった潟湖(セキコ)。江戸時代末からの干拓により,1968年(昭和43),潟は消滅した。大蛇(オロチ)潟。
くちがたい: 【口堅い・口固い】 (1)やたらに人に言い散らさない。口が堅い。 (2)言うことが確かである。 「―・く約束する」 (3)強く言い張る。主張をまげない。 「げにあやまちてけり,とは言はで―・うあらがひたる/枕草子(一〇〇・能因本)」
くちがため: 【口固め】 (1)他言をとめること。口止め。 (2)言葉で約束すること。口約束。 (3)男女の契り。
くちがたり: 【口語り】 (1)浄瑠璃一段を口(クチ)・中(ナカ)・切(キリ)に分けたとき,口を語ること。また,それを語る太夫。切り語りよりも格の低い太夫が受け持つ。端場(ハバ)語り。 →切り語り (2)浄瑠璃などの語り物を三味線の伴奏なしで語ること。
たちがたり: 【立ち語り】 語り間(アイ)の一。常座に立ったままで,曲の経緯を語るもの。 →居語り
ちがたな: 【血刀】 人などを斬って血にまみれた刀。
つちがた: 【土型】 土で作った鋳型。
まちがたに: 【待ちがたに】 「待ちがてに」に同じ。 「君―我が着(ケ)せる襲(オスイ)の裾に月立たなむよ/古事記(中)」
待ちがたに: まちがたに 「待ちがてに」に同じ。 「君―我が着(ケ)せる襲(オスイ)の裾に月立たなむよ/古事記(中)」
おおうちがた: 【大内方】 朝廷方。天皇方。 ⇔武家方