あらおだ 意味
- 【荒小田・新小田】
荒れはてた田。一説に,新たに開いた田。
「―のこぞの古跡(フルアト)の古よもぎ/新古今(春上)」
関連用語
あらおだを: 【新小田を】 田を耕(カエ)すことから,「かへす」にかかる。 「―かへすがへすも花を見るべく/新古今(春上)」
あらおだ-を: ―ヲダ― 【新小田を】 (枕詞) 田を耕(カエ)すことから,「かへす」にかかる。「―かへすがへすも花を見るべく/新古今(春上)」
あらお: 【荒雄・荒男】 荒々しい男。勇猛な男。あらしお。 「―らを来むか来じかと飯盛りて/万葉 3861」 〔万葉集に出てくる例はすべて固有名詞であるが,普通名詞に基づくものと考えられる〕 ; 【荒尾】 熊本県北西部,島原湾に面する市。炭鉱の開発で発展。ナシ・ミカン栽培やノリ養殖が盛ん。
あら-おだ: ―ヲダ 【荒小田・新小田】 荒れはてた田。一説に,新たに開いた田。「―のこぞの古跡(フルアト)の古よもぎ/新古今(春上)」
ひらおだい: 【平尾台】 福岡県北九州市小倉南区にある石灰岩台地。鍾乳洞・ドリーネなどカルスト地形が発達。天然記念物。
あらおこし: 【荒起(こ)し・粗起(こ)し】 耕作の準備作業として,田畑などをおおざっぱに掘り起こすこと。
あらおり: 【粗織(り)】 粗く織ること。また,そのもの。
おだ: 【小田】 田。小さい田。 「新墾(アラキ)の―/万葉 1110」 ; 【織田】 姓氏の一。藤原氏の一流とも,平重盛の子資盛の子孫ともいう。越前国丹生郡織田荘に住んで織田氏を称し,室町時代,斯波氏に仕えて尾張国守護代についた。信長の代には尾張一国を平定,さらに上洛して室町幕府を滅ぼし,全国統一を図ったが,その途上信長は本能寺の変にたおれた。 ; (「おだをあげる」の形で)得意げに
あら: 【荒】 姓氏の一。 ; 【荒】 名詞に付く。 (1)乱暴である,勢いが激しい,などの意を表す。 「―海」「―武者」「―稽古」「―かせぎ」 (2)荒れはてている意を表す。 「―野」 ; スズキ目の海魚。全長1メートルに達する。体形はスズキに似て,やや長く側扁し,口はとがって大きい。背は灰褐色で腹は白色。幼魚には口から尾に至る灰褐色の縦帯がある。冬が旬で美味。北海道以南からフ
しらお: 【白雄】 ⇒加舎(カヤ)白雄
てらお: 【寺尾】 姓氏の一。
ひらお: 【平緒】 束帯の際に佩用する飾り太刀・細太刀などにつける幅の広い平打ちの組緒。腰に巻いて余りを前に垂らす。
あおだ: 【箯輿】 〔「あうだ」の転〕 ⇒あんだ(箯輿)
おおだ: 【大田】 島根県中部,日本海に臨む市。もと市場町として発達。米作・酪農・漁業が盛ん。石州瓦(カワラ)を特産。
おだい: 【御台】 〔「御台盤」の略〕 (1)食膳。 「―もて参るをみれば/宇治拾遺 7」 (2)〔中世以降,主として女性が用いた〕 御飯。 「白飯(ハクハン)山とは白い―のこと/狂言・岡太夫」 ; 【穏ひ】 おだやかなさま。平安なさま。 「汝等(イマシタチ)も安く―に侍りて/続紀(天平神護一宣命)」 ; 【御代】 代金を丁寧にいう語。 「―はいかほど」