あらけずり 意味
- 【粗削り・荒削り】
(1)木などを大まかに削ること。また,そのもの。
「―した材木」
(2)まだ十分仕上がっていないこと。十分ねりみがかれていないこと。また,そのさま。
「―の魅力」「まだ―なチーム」「―だが有望な新人選手」「―な文章」
例文
- 隋の智顗は五時八教の教相判釈で、華厳経を釈迦が成道後まもなく悟りの内容を分かりやすくせずにそのまま説いた経典であらけずりの教えであるとした。
関連用語
ひらけずり: 【平削り】 物の表面を平らに削ること。
ひらけずり-ばん: ―ケヅリ― [0] 【平削り盤】 工作機械の一。比較的大きな部品の平面部分を切削するもの。水平往復運動をする台に工作物を固定し,バイトをそれとは直角の方向に間欠的に送って切削する。
あら-けずり: ―ケヅリ [0] [3] 【粗削り・荒削り】 (名・形動)スル [文] ナリ (1) 木などを大まかに削ること。また,そのもの。「―した材木」 (2) まだ十分仕上がっていないこと。十分ねりみがかれていないこと。また,そのさま。「―の魅力」「まだ―なチーム」「―だが有望な新人選手」「―な文章」
ひらけずりばん: 【平削り盤】 工作機械の一。比較的大きな部品の平面部分を切削するもの。水平往復運動をする台に工作物を固定し,バイトをそれとは直角の方向に間欠的に送って切削する。
けずり: 【削り】 (1)けずること。多く複合語として用いられる。 「鉛筆―」 (2)髪をとかすこと。くしけずること。 「御―。御元結なかはし/御湯殿上(永禄六)」
くさけずり: 【草削り】 草刈りや土寄せに用いる農具。ワの字形などをした刃物に長柄をつけたもの。草掻き。万能(マンノウ)。
くさ-けずり: ―ケヅリ [3] 【草削り】 草刈りや土寄せに用いる農具。ワの字形などをした刃物に長柄をつけたもの。草掻き。万能(マンノウ)。
けずりかけ: 【削り掛(け)】 ヤナギ・ヌルデ・ニワトコなどの枝を細く削り,茅花(ツバナ)の形に垂らした祭具。正月一五日前後に作り,門戸につるす。邪気を払い福を招来するとした。削り花。﹝季﹞新年。
けずりぎ: 【削り木】 皮を削り取って,芯(シン)を現した小枝。大嘗会(ダイジヨウエ)などに用いた。 「紙屋紙にかかせてたてぶみにて―につけたり/蜻蛉(中)」
けずりぎわ: 【削り際】 犬追物(イヌオウモノ)をする馬場の囲い。
けずりとる: 【削り取る】 削って,除き去る。 「余分なところを―・る」 ‖可能‖ けずりとれる
けずりばな: 【削り花】 (1)丸木を薄く長く削り掛けにして,花びらが開いたような形にこしらえたもの。多く,御仏名(オブツミヨウ)に用いる。 (2)「削り掛け」に同じ。
けずりひ: 【削り氷】 氷を削ったもの。かき氷。 「―にあまづら入れて,新しき金鋺(カナマリ)に入れたる/枕草子 42」
けずりぶし: 【削り節】 鰹節(カツオブシ)を削って薄片状にしたもの。鯖節(サバブシ)・鰯節(イワシブシ)も使う。
けずり-かけ: ケヅリ― [3] 【削り掛(け)】 ヤナギ・ヌルデ・ニワトコなどの枝を細く削り,茅花(ツバナ)の形に垂らした祭具。正月一五日前後に作り,門戸につるす。邪気を払い福を招来するとした。削り花。 [季] 新年。