あらし-の-かぜ 意味
- 【嵐の風】
山から吹き下ろす強い風。「逢坂の―は寒けれど/古今(雑下)」
関連用語
あらしのかぜ: 【嵐の風】 山から吹き下ろす強い風。 「逢坂の―は寒けれど/古今(雑下)」
の-あらし: [2] 【野荒らし】 (1) 田畑の作物を荒らしたり,盗んだりすること。また,その人や獣など。 (2) 特に,イノシシの別名。
よわ-の-あらし: ヨハ― 【夜半の嵐】 (連語) (1) 夜ふく嵐。 (2) (親鸞上人の歌「明日ありと思ふ心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは」(親鸞上人絵詞伝)から) 思いがけず起こる出来事のたとえ。また,明日のことは頼みにならない,人生は無常であることのたとえ。
あらし-の-たいよう: ―タイヤウ 【嵐の大洋】 月面の海につけられた地名の一。月面の「海」という平坦な地形のうち,最も広大なので特に「大洋」と名づけられた。
あらし: 【嵐】 姓氏の一。 ; 【荒し・粗し】 ⇒あらい(荒) ⇒あらい(粗) ; 【荒らし】 名詞に付いて,荒らすこと,また荒らす人の意を表す。 「賭場(トバ)―」「道場―」 ; 【嵐】 (1)激しく吹く風。暴風。烈風。 (2)激しく荒れ狂う風雨。暴風雨。 (3)(比喩的に)事件や騒ぎ。また,感情のゆれ。 「学園紛争の―もやっと静まった」「激しい感情の―」 ――の前
あらあらし: 【粗粗し】 粗雑でおおざっぱである。粗末である。 「(邸ハ)新しう清げに造りたれど,さすがに―・しくて/源氏(浮舟)」
の-かぜ: [1] 【野風】 野原を吹く風。野に吹く風。
あらあらしい: 【荒荒しい】 (1)勢いが強く激しい。非常に乱暴だ。荒っぽい。 「―・い語気」「―・い動作」 (2)無骨である。 「げにいと―・しくふつつかなるさましたる翁の/源氏(浮舟)」 ﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)
あら-の: [0] 【荒野・曠野】 雑草が生い茂って荒れた野。あれの。
あおあらし: 【青嵐】 青葉のころに吹くやや強い風。せいらん。﹝季﹞夏。
あお-あらし: アヲ― [3] 【青嵐】 青葉のころに吹くやや強い風。せいらん。 [季] 夏。
あさあらし: 【朝嵐】 朝に吹く強い風。
あさ-あらし: [3] 【朝嵐】 朝に吹く強い風。
あらい-ざらし: アラヒ― [0] 【洗い晒し】 何度も洗って布の色がさめ,張りがなくなること。また,そのもの。「―の浴衣」
あらしお: 【荒潮】 激しい潮の流れ。 「―の塩の八百道(ヤオジ)の/祝詞(六月晦大祓)」