あら-ごも 意味
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【荒薦・粗薦】
(「あらこも」とも)
編み目のあらい薦(コモ)。「庭に―をしきて/宇治拾遺 10」
関連用語
あらごも: 【荒薦・粗薦】 〔「あらこも」とも〕 編み目のあらい薦(コモ)。 「庭に―をしきて/宇治拾遺 10」
あら: 【荒】 姓氏の一。 ; 【荒】 名詞に付く。 (1)乱暴である,勢いが激しい,などの意を表す。 「―海」「―武者」「―稽古」「―かせぎ」 (2)荒れはてている意を表す。 「―野」 ; スズキ目の海魚。全長1メートルに達する。体形はスズキに似て,やや長く側扁し,口はとがって大きい。背は灰褐色で腹は白色。幼魚には口から尾に至る灰褐色の縦帯がある。冬が旬で美味。北海道以南からフ
こも-ごも: [2] [3] 【交・交交・相・更】 (副) (中世までは「こもこも」) (1) 代わる代わる。次々。「哀想幽思―起り/欺かざるの記(独歩)」 (2) 各々。それぞれ。「―体験を語る」 (古くは漢文訓読に多く用いられた)
ごもく: 【芥】 ごみ。ちり。あくた。 「人の住家に塵―の溜る程世にうるさき物なし/浮世草子・一代女 3」 ; 【五木】 ⇒ごぼく(五木) ; 【五目】 (1)五種の品。また,いろいろの物が混じっていること。特に料理で,魚・肉・野菜などを取り合わせてあること。 (2)「五目鮨(ズシ)」「五目そば」「五目飯(メシ)」などの略。 (3)「五目並べ」の略。
ごもじ: 【五文字】 (1)五つの文字。いつもじ。 (2)和歌・俳諧・連歌などで,五音から成っている句。 (3)「五文字付け」の略。
ごもつ: 【御物】 (1)その人を敬って,その持ち物をいう語。皇室や貴人の持ち物にいう。ぎょぶつ。 (2)武家や寺家で,主人の近くに仕えた少年。また,寵愛を受けた少年。 (3)「御物袋(ゴモツブクロ)」の略。
ごもん: 【五門】 ⇒五摂家(ゴセツケ) ; 【御紋】 貴人を敬ってその紋章をいう語。 「将軍家の―」「菊の―」
さか-ごも: [0] 【酒薦】 酒だるを包むこも。
すが-ごも: 【菅薦】 スゲで編んだむしろ。陸奥(ミチノク)産のものは「とふ(十編)の菅薦」として和歌に詠まれる。「たまさかにとふの―かりにのみくれば/和泉式部集」
すごも: 【簀薦】 竹を簀に編んで裏に白生絹(シロスズシ)をつけた敷物。昔,大饗(ダイキヨウ)の際などに神膳や机の下に敷いた。
す-ごも: [0] 【簀薦】 竹を簀に編んで裏に白生絹(シロスズシ)をつけた敷物。昔,大饗(ダイキヨウ)の際などに神膳や机の下に敷いた。
わか-ごも: 【若菰】 まこもの新芽。 [季] 春。「山城の淀の―かりにだに/古今(恋五)」
わら-ごも: [0] 【藁薦】 藁であんだこも。
あら-あら: 【荒荒】 (副) 荒々しいさま。乱暴なさま。「彼の者をば―と申しておつ返してさうらふ/謡曲・春栄」
あなごもり: 【穴籠り】 動物が土中の穴や木の洞(ホラ)にこもって冬を越すこと。