あり-うち 意味
- [0]
【有り内】
世間でよくあること。ありがち。「女の気絶するのは―です/鉄仮面(涙香)」
関連用語
ありうち: 【有り内】 世間でよくあること。ありがち。 「女の気絶するのは―です/鉄仮面(涙香)」
うちあり: 【打ち有り】 (1)ある。存在する。 「わが心の―・るさまをも,深うおしはからむ/紫式部日記」 (2)世の中に多くある。ありふれている。 「これは―・る矢にもあらざりけり/宇治拾遺 15」
あり: 【在り・有り】 〔動詞「ある」の連用形から〕 あること。存在すること。多く「ありの…」の形で用いられる。 →ありのまま →ありのすさび →ありのことごと ; 【有り・在り】 ⇒ある ; 【蟻】 (1)膜翅目アリ科の昆虫。体は頭・胸・腹の三部に分けられ,胸部と腹部の間が細くくびれている。大部分は2~10ミリメートル。体色は黒か赤褐色。女王アリを中心に雄アリ・働きアリ(不完全
あり-あり: (感) (1) 蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2) (「有り有り」の意から) 酒を勧められてまだ残っているからと辞退する時の語。「おつと―/洒落本・甲駅新話」
ありあり: 【有り有り・在り在り】 (1)ある状態がはっきりと外に現れているさま。 「弱点が―(と)わかる」「ネチネチした気性が―と知れる/社会百面相(魯庵)」 (2)あたかも目の前にあるように心に感じられるさま。まざまざ。 「当時の光景が―と浮かぶ」 ; (1)蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。 「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2)〔「有り有り」の意から〕
ありありし: 【有り有りし・在り在りし】 (1)実際にあったとおりである。ありのままである。 「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2)当然あるべきさまである。望ましい状態である。 「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3)もっともらしい。本当らしく見える。 「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」
ありありて: 【有り有りて・在り在りて】 〔動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの〕 (1)引き続きこのままの状態でいて。 「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2)長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。 「―かく遥かなる国になりにたり/更級」
ありありと: まざまざ; 明に; くっきり; 生き生きと; 確と; 聢と; 在り在り; はきと; 有り有り; まざまざと; ありあり; 清に; 生き生き; はっきり; あざやかに; 活き活き
ありあり・し: 【有り有りし・在り在りし】 (形シク) (1) 実際にあったとおりである。ありのままである。「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2) 当然あるべきさまである。望ましい状態である。「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3) もっともらしい。本当らしく見える。「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」
ありあり-て: 【有り有りて・在り在りて】 (副) (動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの) (1) 引き続きこのままの状態でいて。「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2) 長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。「―かく遥かなる国になりにたり/更級」
ありゃ-ありゃ: [1] [0] (感) 「ありゃ」を重ねた語。あらら。あらあら。あれあれ。
うち: 【打ち】 〔動詞「打つ」の連用形から〕 動詞に付く。 (1)下の動詞の意を強める。 「―しおれる」「―寄せる」「―捨てる」 (2)下の動詞の意を軽くする。ちょっと,少しなどの意を添える。 「―見る」 (3)下の動詞の意味を抽象化する。 「―明ける」「―とける」「―けす」 (4)語調をととのえる。 「―連れる」「―まぎれる」 ; 【内】 ※一※ (名) (1)空間的
あか-あり: [0] 【赤蟻】 赤黄色または黄褐色の小形のアリの俗称。きあり。
ありう: 【有り得】 ⇒ありうる
ありか: 【在り香】 〔「ありが」とも〕 (1)薫(タ)き物などの良いにおい。 「ふぢばかま草の枕ににほふなりたがぬぎおける―なるらむ/拾玉集」 (2)臭気。異臭。 「いとふ―や袖に残らん/東関紀行」 (3)わきが。体臭。 「人の身に,をのづから―などある人/乳母草子」 ; 【在り処・在り所】 物のある場所。人のいる所。 「宝物の―」「賊の―」