あり-つる 意味

発音を聞く:
  • 【有りつる】
    (連語)
    (「つる」は完了の助動詞「つ」の連体形)
    さき程の。いま述べた。例の。連体詞的に用いる。「―女房とりついで,小督殿に参らせたり/平家 6」

関連用語

        ありつる:    【有りつる】 〔「つる」は完了の助動詞「つ」の連体形〕 さき程の。いま述べた。例の。連体詞的に用いる。 「―女房とりついで,小督殿に参らせたり/平家 6」
        つる:    【都留】 (1)山梨県南東部の市。桂川中流域にある。甲斐絹(カイキ)の産地として知られ,夜具地・座布団地に用いる八端の機業が盛ん。都留文科大学がある。 (2)甲斐国東部の古郡名。鶴を連想して和歌に詠まれた。((歌枕)) ; 【連る】 ⇒つれる ; 【弦・絃】 (1)弓に張る糸。ゆみづる。ゆづる。 「―を張る」 (2)琴・三味線などの弦楽器に張る糸。 ; 【鉉】 〔「つ
        あり:    【在り・有り】 〔動詞「ある」の連用形から〕 あること。存在すること。多く「ありの…」の形で用いられる。 →ありのまま →ありのすさび →ありのことごと ; 【有り・在り】 ⇒ある ; 【蟻】 (1)膜翅目アリ科の昆虫。体は頭・胸・腹の三部に分けられ,胸部と腹部の間が細くくびれている。大部分は2~10ミリメートル。体色は黒か赤褐色。女王アリを中心に雄アリ・働きアリ(不完全
        つる-つる:    ■一■ [1] (副)スル (1) なめらかなさま。また,よくすべるさま。「―した紙」「道が凍って―する」 (2) 動きがなめらかなさま。「口を利き出すと,―と出る/三四郎(漱石)」 (3) そば・うどんなどをすするさま。また,そのときの音を表す語。「そばを―と食う」 ■二■ [0] (形動) なめらかで光沢のあるさま。「―に磨かれた柱」「―の頭」
        あり-あり:    (感) (1) 蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2) (「有り有り」の意から) 酒を勧められてまだ残っているからと辞退する時の語。「おつと―/洒落本・甲駅新話」
        つるつる:    ※一※ ① (副) (1)なめらかなさま。また,よくすべるさま。 「―した紙」「道が凍って―する」 (2)動きがなめらかなさま。 「口を利き出すと,―と出る/三四郎(漱石)」 (3)そば・うどんなどをすするさま。また,そのときの音を表す語。 「そばを―と食う」 ※二※ ◎ (形動) なめらかで光沢のあるさま。 「―に磨かれた柱」「―の頭」
        つるつるの:    はげた; 滑らかな; 滑りやすい; 不毛
        ありあり:    【有り有り・在り在り】 (1)ある状態がはっきりと外に現れているさま。 「弱点が―(と)わかる」「ネチネチした気性が―と知れる/社会百面相(魯庵)」 (2)あたかも目の前にあるように心に感じられるさま。まざまざ。 「当時の光景が―と浮かぶ」 ; (1)蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。 「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2)〔「有り有り」の意から〕
        ありありし:    【有り有りし・在り在りし】 (1)実際にあったとおりである。ありのままである。 「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2)当然あるべきさまである。望ましい状態である。 「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3)もっともらしい。本当らしく見える。 「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」
        ありありて:    【有り有りて・在り在りて】 〔動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの〕 (1)引き続きこのままの状態でいて。 「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2)長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。 「―かく遥かなる国になりにたり/更級」
        ありありと:    まざまざ; 明に; くっきり; 生き生きと; 確と; 聢と; 在り在り; はきと; 有り有り; まざまざと; ありあり; 清に; 生き生き; はっきり; あざやかに; 活き活き
        ありあり・し:     【有り有りし・在り在りし】 (形シク) (1) 実際にあったとおりである。ありのままである。「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2) 当然あるべきさまである。望ましい状態である。「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3) もっともらしい。本当らしく見える。「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」
        ありあり-て:     【有り有りて・在り在りて】 (副) (動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの) (1) 引き続きこのままの状態でいて。「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2) 長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。「―かく遥かなる国になりにたり/更級」
        ありゃ-ありゃ:     [1] [0] (感) 「ありゃ」を重ねた語。あらら。あらあら。あれあれ。
        あつる:    【暑る・熱る】 暑さに苦しむ。 「―・れてせこが間遠なるらむ/和泉式部集」

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