あり-ふ・れる 意味
- [0][4]
【有り触れる】
(動ラ下一)[文]ラ下二 ありふ・る
世間のどこにでもある。珍しくない。多く「ありふれた…」「ありふれている」の形で用いる。「ごく―・れた花」
関連用語
あり・ふ: 【在り経】 (動ハ下二) そのままの状態で年月を過ごす。生きながらえる。「心をちぢにおもひなしつつ―・ふるほどに/蜻蛉(上)」
ふ・れる: [0] 【触れる】 (動ラ下一) [文] ラ下二 ふ・る □一□(自動詞) (1) 物と物とが軽く接する。接触する。液体や気体についてもいう。「電線が木の枝に―・れる」「空気に―・れると酸化する」「偶然手が―・れる」 (2) 機会・物事に出合う。また,直接体験する。「西欧の文物にじかに―・れる」 (3) 目・耳などで知覚される。「目に―・れる」「耳目に―・れる」 (4) 法
ありふれる: 【有り触れる】 世間のどこにでもある。珍しくない。多く「ありふれた…」「ありふれている」の形で用いる。 「ごく―・れた花」
あり: 【在り・有り】 〔動詞「ある」の連用形から〕 あること。存在すること。多く「ありの…」の形で用いられる。 →ありのまま →ありのすさび →ありのことごと ; 【有り・在り】 ⇒ある ; 【蟻】 (1)膜翅目アリ科の昆虫。体は頭・胸・腹の三部に分けられ,胸部と腹部の間が細くくびれている。大部分は2~10ミリメートル。体色は黒か赤褐色。女王アリを中心に雄アリ・働きアリ(不完全
ふ: (1)五十音図ハ行第三段の仮名。両唇摩擦音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「ふ」は「不」の草体。片仮名「フ」は「不」の初二画。 〔(1)「ふ」の頭子音は,奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。(2)「ふ」は,平安時代半ば以後,語中語尾では一般にウと発音されるようになった。これらは,歴史的仮名遣いでは「ふ」と書くが,現代仮名遣いではすべて「う」と書く〕 ;
あり-あり: (感) (1) 蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2) (「有り有り」の意から) 酒を勧められてまだ残っているからと辞退する時の語。「おつと―/洒落本・甲駅新話」
ふ-ふ: [1] 【浮浮】 (ト|タル) [文] 形動タリ 漂い流れるさま。「白雲…―として西に向うて飛ぶ/自然と人生(蘆花)」
ありあり: 【有り有り・在り在り】 (1)ある状態がはっきりと外に現れているさま。 「弱点が―(と)わかる」「ネチネチした気性が―と知れる/社会百面相(魯庵)」 (2)あたかも目の前にあるように心に感じられるさま。まざまざ。 「当時の光景が―と浮かぶ」 ; (1)蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。 「小鬢に汗を流しつつ,―と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」 (2)〔「有り有り」の意から〕
ありありし: 【有り有りし・在り在りし】 (1)実際にあったとおりである。ありのままである。 「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2)当然あるべきさまである。望ましい状態である。 「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3)もっともらしい。本当らしく見える。 「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」
ありありて: 【有り有りて・在り在りて】 〔動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの〕 (1)引き続きこのままの状態でいて。 「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2)長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。 「―かく遥かなる国になりにたり/更級」
ありありと: まざまざ; 明に; くっきり; 生き生きと; 確と; 聢と; 在り在り; はきと; 有り有り; まざまざと; ありあり; 清に; 生き生き; はっきり; あざやかに; 活き活き
ありあり・し: 【有り有りし・在り在りし】 (形シク) (1) 実際にあったとおりである。ありのままである。「いみじう有心に心深く,大人のやうにおはすれば,―・しう,よに宣はじと思す/宇津保(楼上・下)」 (2) 当然あるべきさまである。望ましい状態である。「―・シイテイデゴザル/日葡」 (3) もっともらしい。本当らしく見える。「―・しく云へば,若気ゆゑ実(マコト)と思ひ/信長公記」
ありあり-て: 【有り有りて・在り在りて】 (副) (動詞「あり」を重ね,それに助詞「て」が付いたもの) (1) 引き続きこのままの状態でいて。「―後も逢はむと/万葉 3113」 (2) 長い時間がたったあとに。とどのつまり。あげくのはてに。「―かく遥かなる国になりにたり/更級」
ありゃ-ありゃ: [1] [0] (感) 「ありゃ」を重ねた語。あらら。あらあら。あれあれ。
−れる: −られる