あわしがき 意味
- 【淡し柿】
渋抜きした柿。さわしがき。あわせがき。
関連用語
さわしがき: 【醂し柿】 渋を抜いた柿。湯や焼酎(シヨウチユウ)につけて渋を取り去る。たるがき。
あわし-がき: アハシ― 【淡し柿】 渋抜きした柿。さわしがき。あわせがき。
あわし: 【淡し】 ⇒あわい
あわあわしい: 【淡淡しい】 (1)淡く,ほのかなさまである。 「何となく穏やかな―・い色/武蔵野(独歩)」 (2)浮わついている。軽薄だ。 「色めかしきをば,いと―・しとおぼしめいたれば/紫式部日記」
あお-ふしがき: アヲ― 【青柴垣】 青い灌木(カンボク)で造った垣。神がそこに宿ると考えられた。「天の逆手を―に打ち成して隠りき/古事記(上訓注)」
あしがき: 【葦垣】 〔上代は「あしかき」〕 (1)葦で結った垣根。 「―の隈処(クマト)に立ちて/万葉 4357」 (2)催馬楽(サイバラ)の曲名。 「声いとなつかしくて―うたふ/源氏(藤裏葉)」
あしがきの: 【葦垣の】 〔上代は「あしかきの」〕 葦垣が外と内とを隔てすき間のないことから,また,古くなりやすいことから,「古る」「乱る」「間近し」「外(ホカ)」にかかる。 「難波の国は―古りにし里と/万葉 928」「―外に嘆かふ我(アレ)し悲しも/万葉 3975」
あしがき-の: 【葦垣の】 (枕詞) (上代は「あしかきの」) 葦垣が外と内とを隔てすき間のないことから,また,古くなりやすいことから,「古る」「乱る」「間近し」「外(ホカ)」にかかる。「難波の国は―古りにし里と/万葉 928」「―外に嘆かふ我(アレ)し悲しも/万葉 3975」
あぼしがき: 【網干(し)垣】 竹垣の一。円錐形につって干した漁網の形を抽象化して竹で組んだもの。
いしがき: 【石垣】 沖縄県南西部,石垣島からなる市。八重山諸島の行政・経済の中心地。パイナップル・サトウキビを栽培し,畜産も盛ん。 ; 【石垣】 (1)石を積んだり組んだりして築いた障壁・仕切り。 (2)崖(ガケ)・堤などの表面を石で固めたもの。石がけ。
いしがき-じま: 【石垣島】 沖縄県,八重山諸島の主島。全島石垣市。周囲はサンゴ礁の海で,観光客が多い。
いしがき-だい: ―ダヒ [4] 【石垣鯛】 スズキ目の海魚。全長約45センチメートル。体高は高く側扁する。口は小さく,歯はくちばしのように見える。体色は褐色の地に黒色斑点が石垣状にならぶ。老成魚は口の周辺が白くなりクチジロと呼ばれる。夏,美味。磯釣りの好対象魚。本州中部以南の岩礁域に分布。
いしがき-まち: 【石垣町】 京都市東山区宮川筋付近。近世,このあたりに色茶屋や陰間(カゲマ)茶屋が多くあった。石掛町(イシガケマチ)。
いしがき-やま: 【石垣山】 神奈川県小田原市にある箱根外輪山の一部。1590年豊臣秀吉が小田原攻めの陣営とした地。海抜241メートル。
くしがき: 【串柿】 渋柿の皮をむき,串に刺して干したもの。干し柿。﹝季﹞秋。