あわちぢみ 意味
- 【阿波縮】
阿波(アワ)国から産出する木綿の縮。多くは縞織り。阿波しじら。
関連用語
あわ-ちぢみ: アハ― [3] 【阿波縮】 阿波(アワ)国から産出する木綿の縮。多くは縞織り。阿波しじら。
ちぢみ: 【縮み】 (1)ちぢむこと。 「伸び―」「―具合」 (2)「縮織り」の略。
あかし-ちぢみ: [4] 【明石縮】 経(タテ)糸に生糸,緯(ヨコ)糸に縒(ヨ)りの強い練り糸を用いてしぼを織り出した夏用絹物。寛文年間(1661-1673)明石の人,堀将俊の創始という。明治以後,新潟十日町で改良され両しぼの高級透綾縮緬(スキヤチリメン)となった。明石織。明石。
えちご-ちぢみ: ヱチゴ― [4] 【越後縮】 新潟県小千谷(オヂヤ)を中心に織られる上質の麻の縮織物。撚(ヨ)りの強いよこ糸を用いて布地全体に皺(シボ)を出す。小千谷縮。越後布。越後布縮。
おぢや-ちぢみ: ヲヂヤ― [4] 【小千谷縮】 小千谷地方で産する麻の縮織物。越後縮。
きぬちぢみ: 【絹縮】 絹糸で織ったちぢみ。たてしぼのあるのが特徴。
きぬ-ちぢみ: [3] 【絹縮】 絹糸で織ったちぢみ。たてしぼのあるのが特徴。
そうま-ちぢみ: サウマ― [4] 【相馬縮】 相馬地方から産出する木綿の縮。
たまご-ちぢみ: [4] 【卵縮】 淡黄色に染めた縮。
ちぢみうり: 【縮売り】 縮織りを売って歩いた行商。近世,越後からのものが多かった。 「江戸へ出てのばして帰る―/柳多留 157」
ちぢみおり: 【縮織(り)】 布面に細かい皺(シボ)を表した織物の総称。特に,緯(ヨコ)糸に強撚糸を用いて織り上げたのち,湯に浸してもみ,皺を表したもの。綿・麻・絹などを材料とする。夏用。越後縮・明石縮など →縬(シジラ)
ちぢみこぶ: 【縮み昆布】 トロロコンブ{(2)}の別名。ちぢみこんぶ。
ちぢみこむ: 【縮み込む】 ちぢんで中に入りこむ。はなはだしくちぢむ。 「―・む程蹴つけられ/浄瑠璃・油地獄(上)」
ちぢみざさ: 【縮笹】 イネ科の多年草。各地の山野の木陰に生える。高さ10~30センチメートル。茎は細く,節が多い。葉は互生し,ササに似た披針形で縁が波状に縮む。
ちぢみ-あが・る: [5] 【縮み上(が)る】 (動ラ五 [四] ) (1) ひどくちぢむ。「霜にあたって植木の葉が―・る」 (2) 寒さや恐ろしさで,体をすくめて小さくなる。「おどされて―・る」