あんこくじえけい 意味
例文
- 応仁の乱により一時荒廃したが、慶長年間(1596年-1615年)に安国寺恵瓊(あんこくじえけい)によって再興された。
- 貞和2年(1346年)に東福寺第43世住持・性海霊見(しょうかいれいけん)によって創建された塔頭で、応仁の乱により一時荒廃したが、慶長4年(1599年)に安国寺恵瓊(あんこくじえけい)によって再興された。
関連用語
あんこくじ-えけい: ―ヱケイ 【安国寺恵瓊】 恵瓊の通称。
あんこくじ: 【安国寺】 (1)足利尊氏・直義が国分寺の制にならって全国に設けた臨済宗の寺。夢窓国師のすすめによるもので,元弘以来の戦死者を弔い平和を祈願するために建立されたが,十分に目的は達せられず,廃絶したものが多い。その舎利塔を利生塔と称する。 (2)鎌倉市にある日蓮宗の寺。日蓮が「立正安国論」を草した場所として有名。安国論寺。 (3)不動院(フドウイン)のこと。
あんこくじだい: 【暗黒時代】 (1)圧政や戦乱などで社会が混乱し文化の衰えた時代。 (2)ヨーロッパ史で,古典・古代のギリシャ・ローマ文化と近代文明を重んじる歴史観に立って,中世をいう語。
えけい: 【恵瓊】 (?-1600) 安土桃山時代の臨済宗の僧。安芸の人。字(アザナ)は瑶甫(ヨウホ)。東福寺・安国寺を再興。毛利輝元(テルモト)や豊臣秀吉の信任を受け,両者間の和議をとりもつ。のちに還俗。関ヶ原の戦いに参加し,捕らえられて斬られた。安国寺恵瓊。
ほんこくじ: 【本圀寺】 京都市山科区にある日蓮宗の寺。山号,大光山。日蓮宗四大本山の一。日蓮が住んだ鎌倉松葉ヶ谷の法華堂に始まる。1345年日静が京都に移転。1536年天文の法乱で焼かれたがのち下京区柿本町に再興。1969年(昭和44)現在地に移る。
あんこく: 【暗黒・闇黒】 (1)まっくらな・こと(さま)。くらやみ。 「―の空間」「―なる杉樹(サンジユ)の並木の中に/日光山の奥(花袋)」 (2)くらい面が強く,希望のもてない状態であるさま。 「魂は―の淵をさまよう」「―な前途を照らす光明のやうに/阿部一族(鴎外)」 (3)得体の知れない・こと(さま)。 「警察力の入らない―地帯」 ; 【安国】 国を安らかで平穏にすること。また,
あんこく-いん: ―ヰン 【安国院】 徳川家康の法号。
あんこく-がい: [4] 【暗黒街】 治安が悪く,犯罪や不法行為のよく起こる地域。犯罪者や無法者が支配している社会。「―の顔役」
あんこく-じ: 【安国寺】 (1) 足利尊氏・直義が国分寺の制にならって全国に設けた臨済宗の寺。夢窓国師のすすめによるもので,元弘以来の戦死者を弔い平和を祈願するために建立されたが,十分に目的は達せられず,廃絶したものが多い。その舎利塔を利生塔と称する。 (2) 鎌倉市にある日蓮宗の寺。日蓮が「立正安国論」を草した場所として有名。安国論寺。 (3) 不動院(フドウイン)のこと。
あんこく-めん: [4] 【暗黒面】 物事のくらい面。悲惨で,醜悪な面。「社会の―」
こあんこく: 【胡安国】 (1074-1138) 中国,宋代の学者。字(アザナ)は康侯,号は武夷。高宗のとき中書舎人となり,侍講を兼ねた。著「春秋伝」など。
こう-あんこく: 【孔安国】 中国,前漢の儒者。字(アザナ)は子国。孔子一二世の孫。武帝の時,孔子の旧宅から蝌蚪(カト)文字で書かれた「尚書」「論語」「孝経」「礼記」が出たので,「今文尚書」と比較研究,「古文尚書」の注釈を著す。生没年未詳。
こ-あんこく: 【胡安国】 (1074-1138) 中国,宋代の学者。字(アザナ)は康侯,号は武夷。高宗のとき中書舎人となり,侍講を兼ねた。著「春秋伝」など。
ようほ-えけい: エウホヱケイ 【瑶甫恵瓊】 恵瓊
せんこく-けい: [4] [3] 【宣告刑】 個々の犯罪について,裁判所によって具体的に量定され宣告された刑。処断刑の範囲内で定められる。