いいしる 意味
- 【言ひ知る】
ものの言い方を知っている。
「すきものなれば,―・りためり/落窪 2」
関連用語
あいしる: 【相知る】 (1)互いによく知る。知り合う。 「勘次と―・つたのは十六の秋である/土(節)」 (2)言い交わす。愛し合う。 「御達なりける人を―・りたりける/伊勢 19」 ; 【藍汁】 不溶性の藍の色素を還元して溶かした液。この液に浸して染める。藍液。
おいしる: 【老い痴る】 年老いてもうろくする。 「われのみ貧しく―・れにたるや/宇津保(藤原君)」
おもいしる: 【思い知る】 つくづくと身にしみて悟る。わきまえる。 「芸の未熟さを―・る」「どうだ,―・ったか」
がいしるい: 【外翅類】 昆虫類中,不完全変態をする一群の総称。蛹(サナギ)の時期がなく,若虫から成虫になる。若虫では将来はねになる部分が外に現れているのでこの名がある。カゲロウ・トンボ・バッタ・ゴキブリなど。不完全変態類。半変態類。 ⇔内翅類
ないしるい: 【内翅類】 昆虫類中で完全変態をする一群の総称。幼虫から成虫になる間に蛹(サナギ)の時期を経過する。はねになる部分が幼虫期には体内に存在し,蛹になって初めて外部に現れるのでこの名がある。チョウ・ガ・ハエ・ハチなど。完全変態類。 ⇔外翅類
うかがいしる: 【窺い知る】 表面に現れた一部をみることによって,全体のおよそを察知する。 「師の学識の一斑を―・る」「他からは―・ることのできない深い事情があるのだろう」 ‖可能‖ うかがいしれる
いいしぶる: 【言(い)渋る】 ためらってなかなか言わない。 「理由を―・る」
いいしらけ: 【言ひ白け】 〔「いいじらけ」とも〕 (1)その発言でその場の興趣が失われること。 「―して,無理のみに酔て倒れし転寝(ウタタネ)の/人情本・梅児誉美 3」 (2)いやになって話を途中でやめること。 「是を―に立帰るに/浮世草子・男色大鑑 8」 (3)言い争って負けること。 「云ひかかつては―に済まさぬ女/浄瑠璃・大塔宮曦鎧」
いいしらず: 【言ひ知らず】 (1)表現のしようがない。また,たとえようもないほどすばらしい。 「白き衣の,―ず煤けたるに/源氏(末摘花)」 (2)取るに足りない。 「―ぬ賤の男なりとも/狭衣 1」
いいしれず: 【言(い)知れず】 「言い知れぬ」に同じ。
いいしれぬ: 【言(い)知れぬ】 言葉では表せない。なんとも言いようがない。言い知れない。 「―悲しみにおそわれる」
いいしろう: 【言ひしろふ】 (1)話し合う。互いに言う。 「あまえていかに聞えむなど―・ふべかめれど/源氏(夕顔)」 (2)互いに言い争う。 「いと,わりなからむと―・ふ程に/源氏(浮舟)」
かいいし: 【貝石】 (1)貝殻の化石となったもの。 (2)貝殻の付着した石。
だいいし: 【台石】 台にすえる石。土台石。礎石。
はいいし: 【配位子】 錯体の中で,中心の原子に配位している原子・分子・イオン。リガンド。 ; 【灰石】 火砕物が高温のうちに厚く堆積し溶融した暗灰色の岩体。九州の阿蘇・鹿児島湾付近などに分布。溶結火砕岩。