いい-と・く 意味

発音を聞く:
  • イヒ―
    【言ひ解く】
    (動カ四)
    言い開きをする。弁明する。「初野は今は―・く言(コトバ)も無く/魔風恋風(天外)」

関連用語

        と-いい:    ―イヒ 【と言い】 (連語) (格助詞「と」に動詞「言う」の連用形「いい」の付いたもの) (1) (「…といい…といい」の形で)二つ以上の事柄をあげて,それらについて述べる場合に用いる。(ア)…の点も…の点も。…にしても…にしても。「色―香り―,申し分ない」(イ)…であり,また…でもあり。「バビロニヤワモトヨリ大国―,智略―,国ノ勢モ他ニ異(コト)ニアッテ/天草本伊曾保」 (2)
        く-と:    (副) すばやく。すぐに。さっと。「目貫のもとよりちやうど折れ,―抜けて河へざぶと入にけり/平家 4」
        と・く:     [1] 【溶く・解く・融く】 (「とく(解)」と同源) ■一■ (動カ五 [四] ) (1) かたまっていた物に液体を加えて液状にする。とかす。「小麦粉を水で―・く」「粉末を水に―・く」 (2) かきまぜて液状にする。ほぐす。「卵を―・く」 [可能] とける ■二■ (動カ下二) とける
        うち-と・く:     【打ち解く】 ■一■ (動カ四) 解く。解き放つ。「紐―・き/枕草子 146」 ■二■ (動カ下二) うちとける
        おもい-と・く:    オモヒ― 【思ひ解く】 (動カ四) (1) 考えて疑問を解く。納得する。「雪ならばまがきにのみは積もらじと―・くにぞ白菊の花/千載(秋下)」 (2) 斟酌(シンシヤク)する。大目に見る。「思ひはなつまじきあたりは,いとほしなど―・けば念じていはぬをや/枕草子 270」
        ひも-と・く:     [3] 【繙く・紐解く】 (動カ五 [四] ) (1) (巻物のひもをほどいて広げる意) 書物を読む。ひもどく。《繙》「史書を―・く」 (2) 衣の下紐(シタヒモ)を解く。男女が共寝する。「にこ草の花つ妻なれや―・かず寝む/万葉 3370」 (3) つぼみが開く。「御前の梅,やうやう―・きて/源氏(初音)」
        いい-ある・く:    イヒ― [4] 【言(い)歩く】 (動カ五 [四] ) 言い触らして歩く。
        いい-お・く:    イヒ― [3] 【言(い)置く】 (動カ五 [四] ) 立ち去るときに話しておく。「留守中の注意を―・いて出かける」
        いい-つ・く:    イヒ― 【言ひ付く】 ■一■ (動カ四) (1) 言葉をかける。言い寄る。「女車のありけるに―・きにけり/伊勢 129」 (2) 男女が親しい仲になる。「その武蔵なむのちはかへりごとはして―・きにける/大和 103」 ■二■ (動カ下二) いいつける
        いい-なづ・く:    イヒ― 【言ひ名付く】 (動カ下二) 親どうしが子女の結婚を約束する。「すでに人の―・けて事定まりたる中を裂けて/太平記 18」
        いい-ひら・く:    イヒ― [4] 【言(い)開く】 (動カ五 [四] ) 事情を話し,相手に納得させる。弁明する。申し開く。「なに―・くに及ばぬ事ゆゑ矢張り自分で罪を被(キ)る/鉄仮面(涙香)」 [可能] いいひらける
        いい-わ・く:    イヒ― 【言ひ分く】 ■一■ (動カ四) 筋道を立てて言う。道理がよくわかるように言う。「誰かは―・く人あらむ/宇津保(俊蔭)」 ■二■ (動カ下二) いいわける
        :    (1)五十音図タ行第五段の仮名。歯茎破裂音の無声子音と後舌の半狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「と」は「止」の草体。片仮名「ト」は「止」の初二画。 〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕 ; 将棋で,「と金」の略。 ; 【ト】 洋楽の音名。欧語音名 G に当てた日本音名。基準音イより短七度高い音。 ; 【十】 数のとお。じゅ
        いい:    【飯】 米を蒸したり,炊いたりしたもの。麦・粟(アワ)などにもいう。 「家にあれば笥(ケ)に盛る―を/万葉 142」 ; 【楲】 池などから水を流すために地中に埋めた木製の樋(トイ)。戸を開閉して水量を調節する。 「鳥も居で幾よへぬらむ勝間田の池には―の跡だにもなし/後拾遺(雑四)」 ; 【遺意】 故人の意志。 「父の―を継ぐ」 ; 【井伊】 姓氏の一。江戸時代
        :    (1)五十音図カ行第三段の仮名。軟口蓋破裂音の無声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「く」は「久」の草体。片仮名「ク」は「久」の初二画。 ; 【口】 ※一※ ① (名) 〔仏〕 くち。また,言葉。 「―悪説」 →口業(クゴウ) ※二※ (接尾) 助数詞。 (1)人や動物などを数えるのに用いる。 「大きなる亀四―を売る/霊異記(上訓)」 (2)口のあいている

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