いい 意味
- 【飯】
米を蒸したり,炊いたりしたもの。麦・粟(アワ)などにもいう。
「家にあれば笥(ケ)に盛る―を/万葉 142」
- 【楲】
池などから水を流すために地中に埋めた木製の樋(トイ)。戸を開閉して水量を調節する。
「鳥も居で幾よへぬらむ勝間田の池には―の跡だにもなし/後拾遺(雑四)」
- 【遺意】
故人の意志。
「父の―を継ぐ」
- 【井伊】
姓氏の一。江戸時代,近江彦根の譜代大名。遠江国引佐郡井伊谷に豪族として拠を構えたことに始まる。+もっと...関ヶ原の功で近江の居を得,代々徳川家に仕える。
- 【好い・良い・善い】
〔形容詞「よい」の終止形・連体形ヨイが近世にエイ(エエ)を経て転じたもの。現代の話し言葉では終止形・連体形には,普通,イイが用いられ,改まった場面ではヨイが用いられる。特に,俗語的な表現ではもっぱらイイが用いられる〕
「よい」に同じ。
「赤いのと青いのとあるけど,どっちが―・い(=ドチラヲ選ブカ)?」「宝くじの一等が当たると―・いなあ」「―・い暮らし(=豊カナ暮ラシ)がしたい」「もうそろそろ着いても―・いころだ(=着イテ当然ノ時刻ダ)」「この車はあと―・いとこ(=長クテモ)三年しかもたないだろう」「―・いかい(=ヨクワカッテイルノカ),これが―・いと言ったのは君自身なんだよ」「―・いざまだ」「―・い年して(=フサワシイ年齢デハナイノニ)何ですか,そのかっこうは」
︱慣用︱ 気が―・気味が―・小気味が―・調子が―・人が―・間が―・虫が―・要領が―
いい鴨(カモ)
よい獲物。こちらの思うつぼにはまるような人物をいう。
いい薬
一時つらくても結局その人の身のためになることがら。
「失敗が―になった」
- 【伊井】
姓氏の一。
- 【委蛇・逶迤】
〔「いだ」とも〕
うねうねと長く続くさま。
「―たる長阪を登る/日光山の奥(花袋)」
- 【怡怡】
喜び楽しむさま。
「煕煕(キキ)として語り―として笑ひ/佳人之奇遇(散士)」
- 【易易】
たやすいさま。困難のないさま。
「それくらいは―たることだ」
- 【唯唯】
※一※ (ト|タル)
さからわないで他人の言うままになるさま。唯々諾々(イイダクダク)。
「―として従う」
※二※ (感)
同意・承諾を表す語。丁寧な返事に用いる語。
「衆愚之愕々たるは,一賢之―には如かず/太平記 16」
- 【依依】
名残おしく離れがたいさま。恋い慕うさま。
「―たり恋々たる心持ちである/草枕(漱石)」
- 【依違】
あいまいであること。どっちつかずの態度をとること。
「―逡巡(シユンジユン)」「斯る猥瑣の是沙汰に女々しく―するは/くれの廿八日(魯庵)」
- 【謂】
(1)言うこと。
「それは事情を知らない者の―だ」
(2)(「…のいい」の形で)いわれ。わけ。意味。
「日暮れて道遠しとはまさにこの―であろう」
例文
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- さて、どこから手をつければいいのやら。
- いい加減過去の栄光にすがるのやめたら?
- ぱっつんにする前の方がいいと思うけど。
- その新しい題名はいい意味を持っている。
- 彼はいいかげんにあしらえない人である。
関連用語
いいいず: 【言ひ出づ】 口に出して言う。 「…とおもへど,―・でむもたよりなさに/伊勢 63」
いいいだす: 【言ひ出だす】 (1)中から外へ向かって言葉をかける。 「局の内より,これこれにやと―・したれば/徒然 238」 (2)「言い出す」に同じ。 「近く人の―・せるなり/徒然 147」
いいいれ: 【言ひ入れ】 (1)申し込み。 「段々の―に,親方の相談極まり/滑稽本・根無草後編」 (2)結婚の申し込み。結納。 「どれぞ媒人頼みて本式の―はお前から/浄瑠璃・鑓の権三(上)」
いいいれる: 【言(い)入れる】 (1)申し込む。特に,結婚を申し込む。 「いずれ真砂町様へ―・れるに違ひますまい/婦系図(鏡花)」 (2)中にいる人に向かって外からものを言う。 「山より,僧都の御消息にて,参りたる人なんある,と―・れたり/源氏(夢浮橋)」 (3)物の中や人の耳に,言葉を入れ込めるように,言う。 「もの言はまほしくなれば,穴を掘りては―・れ侍りけめ/大鏡(序)」
いいせいい ①-: 【以夷制夷】 ⇒夷(イ)を以て夷を制す(「夷」の句項目)
いい-せいい: [1] - [1] 【以夷制夷】 夷
あさ-いい: ―イヒ 【朝飯】 朝の食事。あさめし。
いいえ: 問いかけや誘いかけに対して答えが否定的であることを示す語。そうではない。いや。 「『中村さんのお宅ですか』『―,ちがいます』」
いいお: 【飯尾】 姓氏の一。
いいき: 【異域】 外国。異国。 ――の鬼(オニ)となる 〔李陵「答蘇武書」より。「鬼」は死者の魂〕 故郷や本国を離れて死ぬ。外国で死ぬ。 ; 【好い気】 客観的に見ればそんな風にはできないはずであるのに,自分だけが得意になっている様子。 「―なもんだ」「すっかり―になる」
いいけ: 【飯笥】 飯を盛る器。 「供御―一合/延喜式(四時祭下)」
いいこ: 【好い子】 いい子供。多く子供をほめたり,なだめすかしたりする時に言う。 「―にしているんだよ」 ――にな・る 自分だけが人にほめられるように振る舞う。 「一人で―・っている」
いいぞ: そうだ; よし; すばらしい
いいぞ!: ブラボー!
いいだ: 【飯田】 長野県南部の市。もと堀氏の城下町。天竜川の段丘上にあり,伊那盆地南部の商業中心地。 ; 【飯田】 姓氏の一。