いきづな 意味
- 【息綱】
海女(アマ)が潜水するときに,腰につなぐ綱。呼吸が苦しくなると,これを引いて舟に合図する。いのちづな。
関連用語
ひきづな: 【引(き)綱】 (1)物につけて引っ張る綱。 (2)特に,引き船が他の船を引くときに使うロープ。曳索(エイサク)。
ひのきづな: 【檜綱】 檜を薄くはいだものに,チャン(瀝青)を塗って作った綱。和船の碇(イカリ)綱として用いた。
いき-づな: [0] [2] 【息綱】 海女(アマ)が潜水するときに,腰につなぐ綱。呼吸が苦しくなると,これを引いて舟に合図する。いのちづな。
いきづえ: 【息杖】 駕籠舁(カゴカ)きや重い荷を運ぶ人が,休むときや肩を替えるときに荷などを支える長い棒。 「雲駕(クモカゴ)の―をしてえいやらやつと/滑稽本・膝栗毛(初)」
いきづかい: 【息遣い】 息を吐いたり吸ったりするようす。呼吸の仕方・調子。 「―が荒い」
いきづかし: 【息衝かし】 嘆かわしい。ため息が出そうな気持ちだ。 「あな―・し相別れなば/万葉 1454」
いきづき: 【息衝き】 (1)呼吸。 (2)大きく息をつくこと。長大息(チヨウタイソク)。 「泣くにもえ泣かず,ただ―をし入りたらんやうにて居たり/今昔 26」
いきづく: 【息衝く】 (1)呼吸する。また,生きている。 「岩かげにひっそりと―・く野草」「鳰鳥(ミオドリ)のかづき―・き/古事記(中)」 (2)ため息をつく。嘆く。 「かくのみや―・き居らむあらたまの来経行く年の限り知らずて/万葉 881」 (3)荒い呼吸をする。あえぐ。 「みづからは鉾(ホコ)をだに持たず―・き苦しむ/徒然 221」
いきづくり: 【粋作り】 和風の服装や化粧をあかぬけた感じによそおうこと。主に水商売の女性にいう。 ; 【生き作り】 ⇒いけづくり(生作)
いきづまり: 【行き詰(ま)り】 「ゆきづまり」に同じ。
いきづまる: 【息詰(ま)る】 思わず呼吸を止めてしまうほど緊張する。 「―・るような熱戦」 ; 【行き詰(ま)る】 「ゆきづまる」に同じ。 「資金的に―・る」
けいきづく: 【景気付く】 (1)商業活動がさかんになる。 「歳末に入り商店街は―・いてきた」 (2)活気づく。勢いづく。 「お酒が回ると宴会は―・いた」
けいきづけ: 【景気付け】 (1)威勢がよくなるようにすること。 「開店の―に花輪を贈る」 (2)連歌・俳諧で,心情による付合を心付けというのに対し,前句に対して,理屈や主観を離れ,さらりとした自然の風景を詠みこんだ付句をつけること。
きづ: 【木津】 京都府南端,相楽(ソウラク)郡の町。木津川の屈曲点にあたり古くは河港があった。京都と奈良を結ぶ交通の要地。タケノコの産地。
あさ-づな: [0] 【麻綱】 麻で作った綱。