いしこらしい 意味
- 〔近世上方語〕
人がえらそうにしているのをあざけっていう語。生意気だ。いしこい。
「―・くお供をしながら/浄瑠璃・彦山権現」
関連用語
ほこらしい: 【誇らしい】 〔「誇る」の形容詞形〕 得意で,人に自慢したい気持ちだ。誇りに思って人に知らせたい気持ちだ。得意だ。 「入選して―・い気持ちになる」「受賞を―・く思う」「聞く人皆―・しくなん/増鏡(内野の雪)」 ﹛派生﹜——げ(形動)——さ(名)
おとこらしい: 【男らしい】 (性質・態度・容姿などが)いかにも男であると感じさせる。 ⇔女らしい 「―・い姿」 ﹛派生﹜——さ(名)
につこらしい: 【似つこらしい】 (1)似つかわしい。よく似合う。 「ちやうどおいらんに―・い/当世書生気質(逍遥)」 (2)よく似ている。 「―・しき出家さへ見れば/浮世草子・新色五巻書」 (3)本当らしい。もっともらしい。 「能(イ)い加減なこしらへ言,―・い嘘を言ふ/われから(一葉)」
似つこらしい: につこらしい ⑤ (1)似つかわしい。よく似合う。 「ちやうどおいらんに―・い/当世書生気質(逍遥)」 (2)よく似ている。 「―・しき出家さへ見れば/浮世草子・新色五巻書」 (3)本当らしい。もっともらしい。 「能(イ)い加減なこしらへ言,―・い嘘を言ふ/われから(一葉)」
いしこ-らし・い: (形) (近世上方語) 人がえらそうにしているのをあざけっていう語。生意気だ。いしこい。「―・くお供をしながら/浄瑠璃・彦山権現」
こらしむ: 【懲らしむ】 ⇒こらしめる
こらしめ: 【懲らしめ】 こらしめること。こりさせること。 「―のために外に立たせる」
こらしめる: 【懲らしめる】 悪いことをした人に罰を与えて,二度とするまいという気持ちにさせる。こりさせる。 「いたずら者を―・める」
こらし・む: 【懲らしむ】 (動マ下二) こらしめる
こらし・める: [4] 【懲らしめる】 (動マ下一) [文] マ下二 こらし・む 悪いことをした人に罰を与えて,二度とするまいという気持ちにさせる。こりさせる。「いたずら者を―・める」
ほこらしげ: 【誇らしげに】 proudly; triumphantly.
ほこらし・い: [4] 【誇らしい】 (形) [文] シク ほこら・し (「誇る」の形容詞形) 得意で,人に自慢したい気持ちだ。誇りに思って人に知らせたい気持ちだ。得意だ。「入選して―・い気持ちになる」「受賞を―・く思う」「聞く人皆―・しくなん/増鏡(内野の雪)」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)
ししこらかす: 病気などを治しそこなう。こじらす。 「―・しつる時は,うたて侍るを/源氏(若紫)」
ししこらか・す: (動サ四) 病気などを治しそこなう。こじらす。「―・しつる時は,うたて侍るを/源氏(若紫)」
しなっこらし: 態度・物腰がしなやかで上品である。やさしく愛想がよい。 「かたちを九重にまなびて,―・しき物ごし,あてやかなる風情/浮世草子・御前義経記」