いしょう-にんぎょう 意味
- ―シヤウ―ギヤウ [4]
【衣装人形】
主として江戸時代に作られた人形。衣装をつけた人形で,押し絵と木彫りに衣装を着せたものとの二種がある。多くは婦女・若衆・俳優・遊女などの風俗をかたどっている。浮世人形。着付け人形。
関連用語
いしょうにんぎょう: 【衣装人形】 主として江戸時代に作られた人形。衣装をつけた人形で,押し絵と木彫りに衣装を着せたものとの二種がある。多くは婦女・若衆・俳優・遊女などの風俗をかたどっている。浮世人形。着付け人形。
ごしょにんぎょう: 【御所人形】 幼児の裸人形。大きな頭に小さな目鼻立ちで,丸々と太り,肌は胡粉(ゴフン)塗りで白い。江戸時代には,御所方が諸大名への贈答に用いた。大内人形。お土産人形。拝領人形。伊豆蔵(イズクラ)人形。
ごしょ-にんぎょう: ―ギヤウ [3] 【御所人形】 幼児の裸人形。大きな頭に小さな目鼻立ちで,丸々と太り,肌は胡粉(ゴフン)塗りで白い。江戸時代には,御所方が諸大名への贈答に用いた。大内人形。お土産人形。拝領人形。伊豆蔵(イズクラ)人形。
にんぎょう: 【人形】 (1)紙・木・土などで,人間の形に作ったもの。古くは災厄や穢(ケガ)れをそれにうつして流したり,神霊の依代(ヨリシロ)とし,また,呪詛の際の対象物などとしたが,のちには子供の愛玩用として多岐にわたるものが作られている。でく。ひとがた。 「わら―」「フランス―」 (2)人の形を絵にかいたもの。ひとがた。 (3)自分の意志では動けず他人の思うままに動かされる人のたとえ。 (4)
いき-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【生き人形】 (1) 生きているように作った等身大の人形。 (2) 人形のように美しい女。
うき-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【浮(き)人形】 子供の玩具。ビニールなどで作った小さい人形や魚・鳥を試験管状のガラス筒に入れ,筒の上部に空気を残して薄いゴムで密閉する。指でこのゴムを押すと人形が水の中を浮き沈みする。 [季] 夏。《水面にぶつかり沈む―/星野立子》
うじ-にんぎょう: ウヂニンギヤウ [3] 【宇治人形】 宇治の名物人形。茶の木を材料にして主として茶摘み女などを作る。刀法・彩色とも奈良人形に似ている。茶の木人形。
かげ-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【影人形】 (1) 陰でいろいろなことをすること。「―を使ふとか言ふ/浮雲(四迷)」 (2) 「影絵(カゲエ)」に同じ。「―よく使ひ申候/浮世草子・置土産 5」
きく-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【菊人形】 菊細工で衣装を飾った人形。物語や歌舞伎の当たり狂言,世相・風俗などに取材したものが多い。 [季] 秋。
きび-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【吉備人形】 岡山県の吉備津(キビツ)神社門前で売る信仰玩具。犬・鳥などの形の小さな土人形。
くび-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【首人形】 泥を固めてつくった頭部に彩色して竹の串(クシ)にさした人形。
けし-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【芥子人形】 衣装を着せた小さな木彫りの人形。江戸時代中期に流行。
さが-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【嵯峨人形】 元禄(1688-1704)前後に流行した金泥極彩色を施した木彫り人形。多くは唐子(カラコ)・布袋(ホテイ)・大黒などで,京都の嵯峨地方で製作した。
たる-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【樽人形】 江戸時代,寛文・延宝(1661-1681)頃,柄のついた酒樽に着物を着せ編み笠などをかぶせて人形に仕立て,宴席などで,手で差し持って踊らせたもの。
つち-にんぎょう: ―ニンギヤウ [3] 【土人形】 土で作った人形。素焼きの人形。土偶。