いせ-かぐら 意味

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    【伊勢神楽】

    民間に伝承される神楽の分類名称。伊勢外宮(ゲクウ)の御師(オシ)の家で行われた巫女(ミコ)による神楽が源流とされ,清めの方法として湯立(ユダテ)を行う点に特色がある。伊勢流神楽。湯立神楽。旧暦一一月(霜月)に行う例が多く,霜月神楽ともいう。東北地方・中部地方に多く分布する。

関連用語

        いせかぐら:    【伊勢神楽】 民間に伝承される神楽の分類名称。伊勢外宮(ゲクウ)の御師(オシ)の家で行われた巫女(ミコ)による神楽が源流とされ,清めの方法として湯立(ユダテ)を行う点に特色がある。伊勢流神楽。湯立神楽。旧暦一一月(霜月)に行う例が多く,霜月神楽ともいう。東北地方・中部地方に多く分布する。
        かぐら:    【神楽】 〔「かむくら(神座)」の転〕 (1)神をまつるために奏する歌舞。 (2)宮中の儀式芸能の一。歌が主体で,一部舞を伴う。楽器は和琴・大和笛(神楽笛)・笏拍子(シヤクビヨウシ)であったが,のちに篳篥(ヒチリキ)が加わった。平安時代中期に成立。今日に伝わる。御神楽(ミカグラ)。 (3)民間神事芸能の一。各地の神社で祭礼の折などに行われる舞・囃子(ハヤシ)。巫女神楽・出雲神楽・伊勢神
        いずも-かぐら:    イヅモ― [4] 【出雲神楽】 民間に伝承される神楽の分類名称。前段の採物舞(トリモノマイ)と後段の神能(シンノウ)の二部分より成る神楽の総称。全国的に広く分布するが,出雲地方に典型がみられるのでこの称がある。出雲流神楽。岩戸神楽もこの系統に属する。
        いわと-かぐら:    イハ― [4] 【岩戸神楽】 (1) 民俗芸能。天照大神(アマテラスオオミカミ)の岩戸隠れの物語を題材とする出雲流神楽の系統を引く神楽。仮面をつけ,囃子(ハヤシ)によって黙劇風に舞う。神代(ジンダイ)神楽。 (2) 下座音楽の一。勇壮な人物の登場や立ち回りの場面に用いる。太鼓を主とし大太鼓・能管をあしらう。
        えどかぐら:    【江戸神楽】 江戸を中心に関東地方に行われる黙劇の神楽。武蔵鷲宮の土師(ハジ)流催馬楽神楽を祖とし,能・狂言の振りを入れ,江戸で洗練された。主に記紀の神話を演じ,おかめ・ひょっとこが加わる。 →里神楽(2)
        えど-かぐら:     [3] 【江戸神楽】 江戸を中心に関東地方に行われる黙劇の神楽。武蔵鷲宮の土師(ハジ)流催馬楽神楽を祖とし,能・狂言の振りを入れ,江戸で洗練された。主に記紀の神話を演じ,おかめ・ひょっとこが加わる。 里神楽
        おかぐら:    【御神楽】 (1)神楽(カグラ)の丁寧語。 (2)平屋(ヒラヤ)の上に二階を増築すること。また,その二階。 (3)灰かぐら。
        お-かぐら:     [2] 【御神楽】 (1) 神楽(カグラ)の丁寧語。 (2) 平屋(ヒラヤ)の上に二階を増築すること。また,その二階。 (3) 灰かぐら。
        かぐらうた:    【神楽歌】 (1)古代の宮廷歌謡の一。神楽{(1)}の折に歌われるもの。 (2)神楽{(2)}で歌う歌。神歌。
        かぐらお:    【神楽男】 神楽を奏する男。
        かぐらざか:    【神楽坂】 東京都新宿区東部の地名。第二次大戦前までは花街(カガイ)として知られた。
        かぐらざさ:    【神楽笹】 オカメザサの異名。
        かぐらざめ:    【神楽鮫】 カグラザメ目の海魚。全長8メートルに達する。体は暗褐色から黒灰色で腹面は灰色。体側に鰓孔(エラアナ)が六対ある。卵胎生。肉は練り製品にする。温帯・熱帯の深海域に分布。
        かぐらし:    【神楽師】 里神楽を舞う人。
        かぐらじし:    【神楽獅子】 (1)太神楽(ダイカグラ)・山伏神楽などの神楽系の芸能に見られる獅子舞。伎楽・田楽・風流などの獅子舞を区別していう語。 (2)神前で奉納される獅子舞。

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