いちだいおとこ 意味
- 【一代男】
(1)跡継ぎの子供がなく一生を終わる男。
(2)浮世草子「好色一代男」の略称。
関連用語
いちだい-おとこ: ―ヲトコ 【一代男】 (1) 跡継ぎの子供がなく一生を終わる男。 (2) 浮世草子「好色一代男」の略称。
こうしょくいちだいおとこ: 【好色一代男】 浮世草子。八巻。井原西鶴作。1682年刊。主人公世之介の好色遍歴を五四の短編により一代記の形にまとめたもの。好色本の初め。文学史上,浮世草子の第一作とする。
いちだいおんな: 【一代女】 (1)一生子供を生まない女。 (2)浮世草子「好色一代女」の略称。
いいおとこ: 【好い男】 (1)美男子。好男子。 「役者にしたいような―」 (2)相撲(スモウ)取りなどをさして言う語。 「―裸で弓をとりをさめ/柳多留 14」
かよいおとこ: 【通ひ男】 ひそかに女のもとに通って来る男。密夫。 「―のあるよな/浄瑠璃・井筒業平」
いちだい: 【一代】 (1)人の一生。生まれてから死ぬまで。 「人は―名は末代」 (2)国王・君主や一家の主人などがその地位にある期間。 「―で巨万の富を築く」 (3)その時代。また,その時代で随一であること。 「―の名優」 (4)第一代。初代。 ; 【一大】 一つの大きな。接頭語的に用いる。 「―発見」「―キャンペーン」
いちだいき: 【一代記】 一人の人の一生の言行を書き記したもの。伝。 「塩原多助―」
いちだいじ: 【一大事】 (1)重大な事件。容易ならざるでき事。 「―が起こる」 (2)〔仏〕(ア)仏が衆生(シユジヨウ)救済のため,この世に現れるという大事。 (イ)最も大切なこと。悟りを得ること。
いちだい-き: [3] 【一代記】 一人の人の一生の言行を書き記したもの。伝。「塩原多助―」
いちだい-そつ: 【一大率】 「魏志倭人伝」にみえる官職名。邪馬台国以北の諸国を検察するため,伊都国に置かれた。
めいちだい: 【目一鯛】 スズキ目フエフキダイ科の海魚。全長40センチメートル程度。体は長楕円形で側扁する。頬に鱗がある。眼を横切る暗色横帯がある。食用で夏に美味。南日本から東インドまで分布。ギンダイ。メイチ。
いちだい-いちど: 【一代一度】 天皇の一代にただ一度行われること。また,その行事。「―仁王会,并(アワ)せて百講/西宮記」
こうしょくいちだいおんな: 【好色一代女】 浮世草子。六巻。井原西鶴作。1686年刊。元禄期の女性の愛欲生活の種々相を,一代記の形をかりて,淪落(リンラク)し後世を願う老女の懺悔(ザンゲ)話の形式で描いたもの。
だい-の-おとこ: ―ヲトコ [1] 【大の男】 成人した一人前の男。
さんすいおとこ: 【山水男】 みすぼらしい男。 「身こそ墨絵の―,紙表具の体なりとも/浄瑠璃・反魂香」