いちはな-だ・つ 意味
- 【一端立つ】
(動タ四)
真っ先にする。一端(イチハナ)駆ける。
関連用語
いちはな: 【一端】 真っ先。一番先。 ――駆(カ)・ける 先頭に立ってする。真っ先にする。 「―・けて逃げてけり/浄瑠璃・栬狩」
いちはな-がけ: 【一端駆け】 真っ先。「死んだら―に泣くだらう/滑稽本・浮世風呂(前)」
いちはながけ: 【一端駆け】 真っ先。 「死んだら―に泣くだらう/滑稽本・浮世風呂(前)」
いちはなだつ: 【一端立つ】 真っ先にする。一端(イチハナ)駆ける。
もちはなし: 【持(ち)放し】 構造物の,腕木などの支えのない部分。
はな・つ: [2] 【放つ】 (動タ五 [四] ) (1) つながれたりとじこめられたりしていた動物を自由にする。解きはなつ。はなす。「鳥を籠(カゴ)から―・つ」「この野に虫ども―・たせ給ひて/源氏(鈴虫)」 (2) 使命をおびた人を送り出す。「刺客を―・つ」「スパイを―・つ」 (3) それ自体が光・音・匂いなどを発する。出す。「強い光を―・つ物体」「悪臭を―・つごみ箱」「声を―・って泣
いち-だ: [2] 【一打】 野球などで,一回打つこと。また,その球。「―逆転」「惜しい―」
だ-いち: [1] 【駄市】 牛馬などの家畜を売買する市。
いちはつ: 【一八・鳶尾】 アヤメ科の多年草。中国原産。高さ約30~60センチメートル。葉は剣形で淡緑色。五月頃花茎を出し,紫・白の花をつける。火災を防ぐという俗信から,時に藁屋根(ワラヤネ)の棟に植えられる。コヤスグサ。﹝季﹞夏。《わら屋根や―咲いて橋の下/村上鬼城》
いちはやく: 【逸早く・逸速く】 〔形容詞「いちはやし」の連用形の副詞化〕 まっさきに。人に先んじて。 「―駆け付ける」「―逃亡する」
いちはやし: 【逸速し】 〔「いち」は接頭語〕 (1)〔「はやし」は速いの意〕 すばやい。時をおかない。 「験だに―・からばよかるべきを/枕草子 157」 (2)〔「はやし」は激しいの意〕 (ア)(人の性情・神意などが)手厳しい。容赦しない。 「后の御心―・くて/源氏(賢木)」(イ)勢いが強い。猛烈だ。「暗う家に帰りて,うち寝たるほどに,門(カド)―・くたたく/蜻蛉(下)」
いちはら: 【市原】 千葉県中西部,東京湾に臨む市。もと上総(カズサ)国の国府が置かれた。内陸に養老渓谷があり臨海は京葉工業地帯の中心。石油化学コンビナートがある。
いちはらの: 【市原野】 歌舞伎舞踊の一。常磐津(トキワズ)。本名題「当稲俄姿画(ワセオクテニワカノスガタエ)」。三世桜田治助作詞。1863年江戸守田座初演。京都の市原野を舞台に,袴垂保輔(ハカマダレヤススケ)と源頼光に胡蝶の前がからむだんまり。
ざいちはん: 【在地判】 地方の頭だった者の判。在地の組頭や村長などの証明した捺印(ナツイン)。
あさ-だ・つ: 【朝立つ】 (動タ四) 早朝,旅に出る。「鳥じもの―・ちいまして/万葉 210」