いちはらのおおきみ 意味
- 【市原王】
奈良時代の歌人。天智天皇の曾孫安貴王の子。万葉集に短歌八首を残す。生没年未詳。
関連用語
ゆはらのおおきみ: 【湯原王】 奈良中期の歌人。父は志貴皇子(シキノミコ)。伝未詳。技巧的な歌風であるが気品に富む。万葉集に一九首を残す。生没年未詳。
いちはら-の-おおきみ: ―オホキミ 【市原王】 奈良時代の歌人。天智天皇の曾孫安貴王の子。万葉集に短歌八首を残す。生没年未詳。
いちはらの: 【市原野】 歌舞伎舞踊の一。常磐津(トキワズ)。本名題「当稲俄姿画(ワセオクテニワカノスガタエ)」。三世桜田治助作詞。1863年江戸守田座初演。京都の市原野を舞台に,袴垂保輔(ハカマダレヤススケ)と源頼光に胡蝶の前がからむだんまり。
かがみのおおきみ: 【鏡王女】 (?-683) 万葉歌人。額田王(ヌカタノオオキミ)の姉ともいう。万葉集に天智天皇や藤原鎌足との可憐な相聞歌四首を残す。鏡女王。
ぬかたのおおきみ: 【額田王】 七世紀後半の万葉歌人。鏡王(オオキミ)の女(ムスメ)。大海人皇子(天武天皇)の寵を得て十市皇女(トオチノヒメミコ)を生んだ。万葉集に十余首を残す。生没年未詳。
ゆはら-の-おおきみ: ―オホキミ 【湯原王】 奈良中期の歌人。父は志貴皇子(シキノミコ)。伝未詳。技巧的な歌風であるが気品に富む。万葉集に一九首を残す。生没年未詳。
いちはら: 【市原】 千葉県中西部,東京湾に臨む市。もと上総(カズサ)国の国府が置かれた。内陸に養老渓谷があり臨海は京葉工業地帯の中心。石油化学コンビナートがある。
おおきみ: 【大君・王】 〔「おおぎみ」とも〕 (1)天皇を敬っていう語。 (2)親王・諸王など天皇の子孫の敬称。 「我が―高照らす日の皇子(ミコ)/万葉 50」
おおきみの: 【大君の】 大君の召される「御笠(ミカサ)」の意で,「三笠」にかかる。 「―三笠の山の帯にせる/万葉 1102」
おおきみ-の: オホ― 【大君の】 (枕詞) 大君の召される「御笠(ミカサ)」の意で,「三笠」にかかる。「―三笠の山の帯にせる/万葉 1102」
わが-おおきみ: ―オホキミ 【我が大君】 天皇を敬っていう語。わごおおきみ。「高光子日の御子やすみしし―/古事記(中)」
わご-おおきみ: ―オホキミ 【我ご大君】 「わがおほきみ」の転。「やすみしし―の大御舟待ちか恋ふらむ/万葉 152」
おおはらの: 【大原野】 京都市右京区の地名。丘陵地。勝持寺・善峰寺・大原野神社などがある。((歌枕)) 〔和歌では「おほはら」と表現されることが多い〕
おおきみ-おんな: オホ―ヲンナ 【大君女・王女】 天皇の娘。ひめみこ。「京人と名のりける,ふる―,教へ聞えければ/源氏(常夏)」
おおきみ-けしき: オホ― 【大君気色】 諸王としてのようす。いかにも諸王らしい態度。「けはひ劣りて―にぞものし給ひける/源氏(蛍)」