いちぼく 意味
- 【一木】
一本の木。
――大廈(タイカ)の崩(クズ)るるを支(ササ)うる能(アタ)わず
〔文中子(事君)〕
⇒大廈の顛(タオ)れんとするは一木の支うる所にあらず
関連用語
いちぼく-しめい: 【一木四銘】 伽羅(キヤラ)の名品の銘。一つの香木が四つに分割されて,初音・白菊・柴舟・藤袴(蘭)の銘をもつのでいう。藤袴を除いて一木三銘とも。
いちぼく-づくり: [5] 【一木造り】 木彫りの技法の一。木像の腕・脚部・天衣などは別木だが,頭部と胴部とが一本の木で作られているもの。本来は一本の木材から仏像の全身を丸彫りにしたものをいう。 寄せ木造り
いちぼくいっそう: 【一木一草】 一本の木,一本の草。一草一木。 「―に至るまで」
いちぼくしめい: 【一木四銘】 伽羅(キヤラ)の名品の銘。一つの香木が四つに分割されて,初音・白菊・柴舟・藤袴(蘭)の銘をもつのでいう。藤袴を除いて一木三銘とも。
いちぼくづくり: 【一木造り】 木彫りの技法の一。木像の腕・脚部・天衣などは別木だが,頭部と胴部とが一本の木で作られているもの。本来は一本の木材から仏像の全身を丸彫りにしたものをいう。 →寄せ木造り
いちぼく-いっそう: ―サウ [0] 【一木一草】 一本の木,一本の草。一草一木。「―に至るまで」
いっそういちぼく: 【一草一木】 「一木一草」に同じ。
いっそう-いちぼく: イツサウ― [0] 【一草一木】 「一木一草」に同じ。
はちぼく: 【八木】 (1)〔「米」の字を分解すると「八」「木」の二字になるので〕 米の異名。 「難波の入湊に―の商売をして/浮世草子・永代蔵 1」 (2)八種の木。すなわち,松・柏・竹・楡(ニレ)・桑・棗(ナツメ)・柘(ツゲ)・橘の称。はつぼく。
いちぼう: 【一望】 一目に見渡すこと。一度に全部見渡すこと。一眸(イチボウ)。 「―のもとに見渡す」「ビルの屋上から市街を―する」 →一望(イチモウ) ; 【一眸】 〔「眸」はひとみ〕 「いちぼう(一望)」に同じ。
いち-ぼく: [0] 【一木】 一本の木。 ――大廈(タイカ)の崩(クズ)るるを支(ササ)うる能(アタ)わず (文中子(事君)) 大廈の顛れんとするは一木の支うる所にあらず
いちぼう-せんり: ―バウ― [5] 【一望千里】 広々と見晴らしがいいこと。「―の大平原」
てんいちぼう: 【天一坊】 講談・歌舞伎などの登場人物。徳川吉宗の落胤(ラクイン)と偽って捕らえられ,獄門に処せられる。山伏,源氏坊天一の同様の事件を大岡政談に付会したもの。のち,歌舞伎「扇音々大岡政談(オオギビヨウシオオオカセイダン)」などに脚色される。
いちぼうせんり: 【一望千里】 広々と見晴らしがいいこと。 「―の大平原」
ちぼ: すり。巾着(キンチヤク)切り。 「侍に合ふて物いふ間に―引いた/浄瑠璃・新版歌祭文」