いちまいかんばん 意味
- 【一枚看板】
〔(3)が原義〕
(1)一団の中の中心人物。
「我が社の―」
(2)ほかに大した取り柄はないが,唯一魅力的な事物。
「物価安定策を党の―としている」
(3)歌舞伎劇場の前に掲げた大きな看板。外題を大きく書き,その上部に主な役者の絵姿をかく。転じて,一座の中心役者をいう。元来は上方語で,江戸では大名題(オオナダイ)といった。
関連用語
はちまいかんばん: 【八枚看板】 主として京坂の歌舞伎劇場で,一座の主だった俳優八人の名を記して木戸前に掲げた看板。寛政(1789-1801)期には一〇枚,一二枚と増え,実態を失った。表八枚。表付(ヒヨウヅケ)。
いちまい-かんばん: [5] 【一枚看板】 ( (3) が原義) (1) 一団の中の中心人物。「我が社の―」 (2) ほかに大した取り柄はないが,唯一魅力的な事物。「物価安定策を党の―としている」 (3) 歌舞伎劇場の前に掲げた大きな看板。外題を大きく書き,その上部に主な役者の絵姿をかく。転じて,一座の中心役者をいう。元来は上方語で,江戸では大名題(オオナダイ)といった。
はちまい-かんばん: [5] 【八枚看板】 主として京坂の歌舞伎劇場で,一座の主だった俳優八人の名を記して木戸前に掲げた看板。寛政(1789-1801)期には一〇枚,一二枚と増え,実態を失った。表八枚。表付(ヒヨウヅケ)。
にまいかんばん: 【二枚看板】 (1)一座のうちで,中心となる二人の出演者。また,二人の代表的人物。 「我がチームの―」 (2)(ある組織などで)代表となるような二つのもの。
にまい-かんばん: [4] 【二枚看板】 (1) 一座のうちで,中心となる二人の出演者。また,二人の代表的人物。「我がチームの―」 (2) (ある組織などで)代表となるような二つのもの。
ついかんばん: 【椎間板】 椎骨の椎体と椎体の間にある板状の軟骨組織。弾力に富み,椎体間の可動性を高めクッションとしても働く。
げだいかんばん: 【外題看板】 京坂の歌舞伎芝居で,狂言の総表題と主な役者の名を書いて劇場の表櫓(ヤグラ)下に掲げる看板。一枚看板。 〔江戸では名題看板といった〕
なだいかんばん: 【名題看板】 歌舞伎劇場で掛ける表看板。上演狂言の総表題と主要な役者の絵などを書いた大名題看板と,狂言各幕の名題をのせた小名題看板とがある。
いちまい: 【一枚】 (1)(紙・板・貨幣など平たいものの)一つ。ひとひら。 →枚 (2)田の一区画。 (3)〔役者の看板は一人一枚に書くことから〕 ある役割を演ずるための一人。一役。 「計画に―加わる」 (4)(副詞的に用いて)一段。一ランク。 「彼の方が―上手(ウワテ)だ」 ――噛(カ)・む 一員として加わっている。ある事柄に関係がある。 「会社設立に叔父も―・んでいる」
いちまいえ: 【一枚絵】 一枚の紙に刷った浮世絵木版画。版本の挿絵や続き絵に対していう。一枚刷り。
いちまい-いわ: ―イハ [3] 【一枚岩】 (1) 一枚の板のようになっている大きな岩。 (2) 組織や団体が,内部に分裂や対立を含まずしっかりとまとまっていることのたとえ。「―の団結を誇る」
いちまい-え: ―ヱ [3] 【一枚絵】 一枚の紙に刷った浮世絵木版画。版本の挿絵や続き絵に対していう。一枚刷り。
いちまい-おち: [0] 【一枚落ち】 将棋の駒落ちの対戦で,上手(ウワテ)が飛車または角行のいずれかを外して指すこと。 二枚落ち
いちまい-がい: ―ガヒ [3] 【一枚貝】 (二枚貝に対して)アワビ・ヨメガカサなど扁平な殻をもつ貝の俗称。分類学上は巻貝に属する。
いちまい-ずり: [0] 【一枚刷(り)】 紙一枚に刷った刷り物。浮世絵・暦・番付など。