いちみ 意味
- 【一味】
(1)一定の目的をもった仲間に加わること。また,その仲間。一党。
「盗賊の―」「他県のもので藩閥に―する人もあつて/もしや草紙(桜痴)」
〔「一身」が原義。現代では悪事や謀反を企てる集団に関して用いられる〕
(2)一種の味わい。ある種のおもむき。
「―の涼風」「―の感傷」
(3)漢方で,ひとつの薬種。
「―を加える」
(4)〔仏〕 仏の教えが平等・一様であること。
→一味の雨
関連用語
いちみだち: 【一味立】 香木の炷(タ)き始めから終わりまで香りが変わらないこと。
いちみゃく: 【一脈】 ひとすじのつながりがあること。ひとすじ。ひと続き。 「―の煙」 ――相(アイ)通ずる (性質や考え方などが)どこか似通っている。 「―ところがある」
いちみ-だち: [0] 【一味立】 香木の炷(タ)き始めから終わりまで香りが変わらないこと。
いちみ-ととう: ―タウ [2] 【一味徒党】 ある目的を実行するために団結した仲間。同志。よからぬ企てをたくらむ一団をいうことが多い。
いちみ-の-あめ: 【一味の雨】 (法華経(薬草喩品)) 雨が一様に草木をうるおすように,仏の教えが広く流布することのたとえ。
いちみととう: 【一味徒党】 ある目的を実行するために団結した仲間。同志。よからぬ企てをたくらむ一団をいうことが多い。
いちみのあめ: 【一味の雨】 〔法華経(薬草喩品)〕 雨が一様に草木をうるおすように,仏の教えが広く流布することのたとえ。
いちみ-しんすい: [2] 【一味神水】 中世,一揆(イツキ)結合などに際して同盟を結ぶ人々が行なった集団誓約の儀式・作法。掟書(オキテガキ)・起請文などを作成し,全員が署名の上,それを灰にして,神前に供えた水にまぜて一同が回し飲みした。
いちみ-どうしん: [2] 【一味同心】 同じ心になって力を合わせること。また,その人々。
いちみ-れんぱん: [2] 【一味連判】 仲間 ・ 味方に加わった誓いのしるしとして,銘々が名前を記し判を押すこと。「―の者どもへの見せしめ/浄瑠璃・忠臣蔵」
ちゃぜん-いちみ: [1] 【茶禅一味】 茶道は禅から起こったものであるから,求めるところは禅と同一であるべきである,の意。茶禅一致。
いちいん-いちみょう: ―イチミヤウ [2] [0] 【一印一明】 (仏) 密教で一つの印を結び,一つの明呪(ミヨウジユ)(=真言)をとなえること。
いちみしんすい: 【一味神水】 中世,一揆(イツキ)結合などに際して同盟を結ぶ人々が行なった集団誓約の儀式・作法。掟書(オキテガキ)・起請文などを作成し,全員が署名の上,それを灰にして,神前に供えた水にまぜて一同が回し飲みした。
いちみとうがらし: 【一味唐辛子】 (七味(シチミ)唐辛子に対して)他の香辛料を加えてない,純粋の唐辛子。
いちみどうしん: 【一味同心】 同じ心になって力を合わせること。また,その人々。