いちもん-なし 意味
- [3]
【一文無し】
所持金が全然ないこと。また,その人。もんなし。
関連用語
いちもんなし: 【一文無し】 所持金が全然ないこと。また,その人。もんなし。
いちもん: 【一文】 (1)穴あき銭一枚。一貫文の千分の一。 →文(モン) (2)ごく少額の金銭。わずかな金額。 (3)一つの文字。一字。 ――にもならない 苦労をしても,なんの利益もない。一文(一円)の得にもならない。 ; 【一門】 (1)一家族,または一族。 「平家―」「―の名折れ」 (2)同じ宗門。また,その人々。 「縁あって易行(イギヨウ)の―に入る」 (3)学問・武道・
いちもんじ: 【一文字】 〔「一」と銘したところから〕 備前国に住した刀工の一派。また,その作刀の総称。鎌倉時代を中心に栄え,同国の福岡・吉岡・岩戸(正中),また備中国へ移住した片山などの系統に分かれる。則宗・助則・助宗らが有名。 →則宗 ; 【一文字】 (1)一つの文字。 (2)「一」という文字。 「丸に―の家紋」 (3)「一」という字のようにまっすぐなこと。 「口をきりりと―に結ぶ」
いちもん-がし: ―グワ― [5] [3] 【一文菓子】 安価で下等な菓子。駄菓子。
いちもん-せん: [0] 【一文銭】 (1) 一枚が一文にあたる穴あき銭。時代により各種発行された。明治時代には一〇枚が一銭とされた。 (2) きわめてわずかな銭。「―か生爪(ナマヅメ)か(=一文銭ヲ出スノト生爪ヲハガスノトガ同ジクライ苦痛ダトイウ程ケチデアルコト)」「―を割って使う(=ケチノタトエ)」
いちもん-ふち: 【一文不知】 一字も知らないこと。無学文盲。一文不通。「―の愚鈍の身になして/一枚起請文」
びた-いちもん: [1] [4] 【鐚一文】 (鐚銭一文の意) きわめて少額の金銭。「―寄付は出さない」
むいちもん: 【無一文】 金銭を全然もっていないこと。一文なし。
む-いちもん: [3] [2] 【無一文】 金銭を全然もっていないこと。一文なし。
いちもん-ふもん: 【一門普門】 (仏) 一つの教えに通ずれば,一切の教えに通ずることができること。一門即普門。
いちもんがし: 【一文菓子】 安価で下等な菓子。駄菓子。
いちもんじ-がさ: [6] 【一文字笠】 (1) 菅(スゲ)や竹の皮を円板状に編んで二つ折りにした編み笠。二つに折ると,頂が一文字になる。門付(カドヅケ)の女芸人などが用いた。一文字。 (2) 高さが低く,平たい編み笠。武士が旅や行列をする時にかぶった。
いちもんじ-ぎく: [5] 【一文字菊】 キクの園芸品種。大輪ひとえ咲きで,幅の広い舌状花が,平たく一列につく。平台(ヒラダイ)。広熨斗(ヒロノシ)。御紋章菊。
いちもんじ-だな: [0] [5] 【一文字棚】 通
いちもんじ-ぶき: [0] 【一文字葺き】 (1) 石綿スレートや金属板を用いた屋根・外壁の葺き方で,水平方向が一直線に連なるように葺くこと。 (2) 瓦葺きで,軒先を一文字瓦で葺いたもの。