いちや-ざけ 意味
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【一夜酒】
一晩で醸造した酒。甘酒など。ひとよざけ。「七夕は―/歌舞伎・助六」
関連用語
いちやざけ: 【一夜酒】 一晩で醸造した酒。甘酒など。ひとよざけ。 「七夕は―/歌舞伎・助六」
いちや: 〔「いちゃ」とも〕 (1)乳母・子守・下女などの通り名。 「科(トガ)をば―が負ひ参らせう/狂言謡」 (2)若い女の通り名。 「門前の―をくみにやらせられい/狂言・お茶の水」 ; 【一夜】 (1)日暮れから翌朝日が昇るまでの間。一晩。ひとよ。 (2)ある夜。 「―友と酒をくみかわす」
いちやぎり: 【一夜切り】 一晩限り。主に遊興にいう。 ⇔居続け 「旅人も―の慰みに浮かれ/浮世草子・武道伝来記 4」
いちやく: 【一約】 一つの約束。一度の誓約。[日葡] ; 【一躍】 (1)一度とぶこと。ひととび。 「咄嗟に巡査は―して/夜行巡査(鏡花)」 (2)(名声・地位などが)一挙に上がること。一足飛び。多く副詞的に用いる。 「―名士となる」「―有名になる」
いちやく-そう: ―サウ [0] 【一薬草】 イチヤクソウ科の常緑多年草。山野の樹陰に生え,高さ約20センチメートル。葉は根生し,広卵形。初夏,花茎を立てて白色五弁のウメに似た花を総状につける。葉の液汁は切り傷・虫さされに効く。また,全草を干したものを鹿蹄(ロクテイ)草と呼び,煎(セン)じて脚気(カツケ)の薬とする。
いちやずし: 【一夜鮨】 熟(ナ)れ鮨の一種。鮎(アユ)の腹に飯を詰め苞(ツト)に入れて火にあぶり,おもしを強くかけて,一晩の間自然発酵させた鮨。はやずし。﹝季﹞夏。
いちやづけ: 【一夜漬(け)】 (1)一夜で漬けた漬物。はやづけ。即席づけ。 「―の白菜」 (2)一晩だけで仕上げた勉強や仕事。 「―の勉強で試験を受ける」 (3)情死などの事件をすばやく芝居に仕組むこと。また,その芝居。一夜漬け狂言。
いちやづま: 【一夜妻】 〔一夜だけ連れ添う妻の意〕 娼婦。ひとよづま。
いちやぼし: 【一夜干(し)】 塩を振った魚を一晩風に当てて干したもの。
いちや-ぎり: 【一夜切り】 一晩限り。主に遊興にいう。 居続け 「旅人も―の慰みに浮かれ/浮世草子・武道伝来記 4」
いちや-こじき: [4] 【一夜乞食】 急に没落して貧乏になること。また,その人。 一夜大尽
いちや-じょう: ―ジヤウ [3] 【一夜城】 豊臣秀吉が1590年小田原城を攻めるとき,一夜にして築いたという石垣山の城。
いちや-ずし: [3] 【一夜鮨】 熟(ナ)れ鮨の一種。鮎(アユ)の腹に飯を詰め苞(ツト)に入れて火にあぶり,おもしを強くかけて,一晩の間自然発酵させた鮨。はやずし。 [季] 夏。
いちや-づくり: [4] 【一夜作り】 一晩のうちにつくりあげること。転じて,間に合わせに急いで作ること。
いちや-づけ: [0] 【一夜漬(け)】 (1) 一夜で漬けた漬物。はやづけ。即席づけ。「―の白菜」 (2) 一晩だけで仕上げた勉強や仕事。「―の勉強で試験を受ける」 (3) 情死などの事件をすばやく芝居に仕組むこと。また,その芝居。一夜漬け狂言。