いち-の-どう 意味
- 【一の胴】
胴体の上部で,両腋(ワキ)から少し下の部分。「―か二の胴か望んでおけ/浄瑠璃・反魂香」
関連用語
いち-どう: ―ダウ [0] [3] 【一堂】 (1) 一つの堂。 (2) 同じ建物。同じ場所。「―に会する」「―に集める」
いちい-の-みず: ―ヰ―ミヅ [2] 【一葦の水】 幅の狭い水の流れ。一衣帯水。
いちじ-の-し: 【一字の師】 (「唐才子伝」「唐詩紀事」などにみえる,鄭谷(テイコク)が僧斉己(サイキ)の「早梅詩」の一字を直して師として拝されたという故事から) 詩文の師匠。
いちぶ-の-かん: ―クワン 【一分の官】 (国司で公廨稲(クガイトウ)の余りを分配したとき,その取り分が一分(10パーセント)であったことから) 史生(シシヨウ)の別名。一分。一分官。
いちみ-の-あめ: 【一味の雨】 (法華経(薬草喩品)) 雨が一様に草木をうるおすように,仏の教えが広く流布することのたとえ。
いち-の-いた: [2] 【一の板】 兜(カブト)の錣(シコロ)や鎧(ヨロイ)の草摺(クサズリ)・袖などの,上から数えて一枚目の板。
いち-の-いと: [2] 【一の糸】 三味線の第一弦。三本の中で最も太く,最も低く調弦する。
いち-の-いん: ―ヰン 【一の院】 同じ時期に,上皇・法皇が二人以上ある時,最初に院になった方の人。いちいん。本院。「内,春宮(トウグウ),―ばかり/源氏(紅葉賀)」 中の院 新院
いち-の-うで: 【一の腕】 肩から肘(ヒジ)までの腕。 [日葡]
いち-の-うま: [2] 【一の午】 「初午」に同じ。 [季] 春。
いち-の-おり: ―ヲリ [2] 【一の折】 懐紙(カイシ)を,折り目を下にして折り,その表裏に連歌・俳諧の句を記すとき,最初の一折り目をいう。百韻は四折りからなり,一の折りの表に八句,その裏以下名残の表までに各一四句,名残の裏に八句を記入。歌仙は二折りからなり,一の折り表に六句,その裏および名残の表に各一二句,名残の裏に六句を記入。初折(シヨオリ)。 名残の折
いち-の-かい: ―カヒ [2] 【一ノ貝】 (「頁」の一字を「一」と「ノ」と「貝」の三字に分解してよんだもの) 大貝
いち-の-かみ: 【一の上】 (公事にたずさわる第一位の者の意) 左大臣の異名。いちのおとど。いちのだいじん。
いち-の-きさき: 【一の后】 皇后の異名。「東宮の母にておはする―/浜松中納言 1」
いち-の-くらい: ―クラヰ [2] 【一の位】 (1) 十進法で,最初の位どり。一桁(ヒトケタ)目の数。 (2) 第一等の位階。