いち-の-や 意味

発音を聞く:
  • [2]
    【一の矢】

    手に持った二本の矢のうちの,先に射る方の矢。第一の矢。

関連用語

        いち-や:     [2] 【一夜】 (1) 日暮れから翌朝日が昇るまでの間。一晩。ひとよ。 (2) ある夜。「―友と酒をくみかわす」
        の-や:    (連語) (間投助詞の「の」に間投助詞「や」の付いたもの。近世江戸語) 文節末に用いて,軽い詠嘆の意を込めて,聞き手に言いかける気持ちを言い表す。「去年のお十夜に徳願寺さまへお通夜をしたら―,私が傍にちやんと落てあつたのさ/滑稽本・浮世風呂(前)」
        や-の:    (連語) (間投助詞「や」に終助詞「の」の付いたもの。中世末期から近世前期へかけての語) 形容詞・形容動詞の語幹に付いて,詠嘆の意を表す。「あら,名残をし―/狂言・伊文字(虎寛本)」「逢へば人知る,逢はねば肝がいらるる,あ,笑止―/隆達節」
        あく-の-や:     [3] [1] 【幄の屋】 神事や朝廷の儀式などの際,参列者のため庭に設けた仮の建物。四方に柱を立て棟を渡して幕を張り,四方を幕で囲む。あげばり。幄。幄屋。幄舎。
        あし-の-や:     【葦の矢】 葦の茎で作った矢。朝廷で追儺(ツイナ)の式の時,桃の弓につがえて,鬼を射るのに使った。
        いずみ-の-や:    イヅ― [0] 【泉の屋】 泉殿(イズミドノ)。
        きりふ-の-や:     [5] 【切斑の矢】 矢羽根を切斑で矧(ハ)いだ矢。
        くろき-の-や:     【黒木の屋】 皮のついたままの丸木でつくった家屋。「山中に―を造て/十訓 1」
        ささ-の-や:     【笹の屋】 笹で葺(フ)いた家。ささのやどり。ささの庵(イオリ)。「仮枕夢も結ばず―の/続拾遺(羇旅)」
        しず-の-や:    シヅ― 【賤の屋】 身分のいやしい者の住む家。「あやしき―も雪にみな面がくしして/枕草子 285」
        しも-の-や:     【下の屋】 「下屋(シモヤ)」に同じ。
        たい-の-や:     [3] 【対屋】 寝殿造りで,寝殿の左右または背面に,寝殿に相対して別棟で建てた建物。渡殿(ワタドノ)で寝殿と結ぶ。対。 寝殿造り
        たれ-や-の-ひと:     【誰やの人】 (連語) 何という人。どんな人。たれやのもの。「死なぬ程の言ひがひなしは何の用にたたむとて,―か目をかけむ/幸若・夜討曾我」
        たれ-や-の-もの:     【誰やの者】 (連語) 「たれやのひと」に同じ。「―か参り,御所にてかく申しつらん/幸若・堀川」
        ちょう-の-や:    チヤウ― 【庁の屋】 (1) 神社で神官が神事を議し,事務を執る所。 (2) 検非違使(ケビイシ)庁で事務を執る所。

隣接する単語

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