いっぱい 意味
- 【一杯】
※一※ ① (名)
(1)(杯(サカズキ)などの)一つの容器に満ちる分量。
「―の酒」
→杯
(2)少し酒を飲むこと。
「―やろう」「すでに―はいっている」
(3)言いたい放題。やりたい放題。
「おのれ色男の気で―をしたがる/洒落本・契国策」
(4)舟,一艘(ソウ)。また,イカ・カニなど,一匹。
→杯
※二※ ◎ (副)
(1)入れ物・場所などに物が満ちているさま。
「水が―たまる」「会場は人で―だ」
(2)非常にたく+もっと...さんであるさま。
「元気―働く」「客が―きた」
(3)限度であるさま。ありったけ。
「制限時間が―になる」「これで精―だ」
〔名詞に付いて,接尾語的にも用いられる。「時間―考える」「今年―忙しい」「予算―」〕
――食・う
うまくだまされる。一杯食わされる。
――食わ・せる
うまく人をだます。一杯食わす。
――は人(ヒト)酒を飲む、二杯は酒(サケ)酒を飲む、三杯は酒(サケ)人を飲む
多量の飲酒を戒めた言葉。酒も少ないうちは自制がきくが,多量になると酒に支配されてしまう。
- 【一敗】
一回負けること。
「一勝―」「―しても優勝圏内だ」
――地に塗(マミ)・れる
〔史記(高祖本紀)〕
再起できないほど,さんざんに負ける。
関連用語
いっぱいいっぱい: 【一杯一杯】 これができ得る限度だということ。ぎりぎり。 「これで―だ」
いっぱい-いっぱい: [5] 【一杯一杯】 これができ得る限度だということ。ぎりぎり。「これで―だ」
いっぱいだ: みちる
いっぱいに: 十分に
いっぱいの: 満員; 連なった; あふれた; 満ちた; 満々と; 満たされた
いっぱい-めし: [3] 【一杯飯】 (1) 死者の枕元・墓前に供える飯。 (2) 盛り切りの一杯飯。一膳飯(イチゼンメシ)。
せい-いっぱい: [3] [1] 【精一杯】 できるだけ。力のかぎり。副詞的にも用いる。「―頑張ります」「―の力」
ていっぱい: 【手一杯】 (1)それ以上のことをする余裕がないさま。それだけで限度であるさま。 「注文をこなすだけで―だ」 (2)自分の思うままにするさま。 「おめえさんが若紫さんの所へ行かねえ様になりなんしてより―にしやりと思つたところが/洒落本・廓之桜」
て-いっぱい: [2] 【手一杯】 (副) (1) それ以上のことをする余裕がないさま。それだけで限度であるさま。「注文をこなすだけで―だ」 (2) 自分の思うままにするさま。「おめえさんが若紫さんの所へ行かねえ様になりなんしてより―にしやりと思つたところが/洒落本・廓之桜」
はら-いっぱい: [3] [0] 【腹一杯】 (副詞的にも用いる) (1) 食べた物で腹が十分に満ち足りること。満腹。「―食べる」「―になる」 (2) 思っていることの全部。思う存分。「お国が―の我意(ワガママ)を働く間(ウチ)/怪談牡丹灯籠(円朝)」
めいっぱい: 【目一杯】 最高限度まで達していること。副詞的にも用いる。 「―めかしこむ」
め-いっぱい: [2] 【目一杯】 最高限度まで達していること。副詞的にも用いる。「―めかしこむ」
力いっぱい: 出来る限り
精いっぱい: 非常に; ひどく; 精一杯; 一生懸命
腹いっぱい: 満腹