あしのつの 意味
- 【葦の角】
「あしづの(葦角)」に同じ。﹝季﹞春。《やゝありて汽艇の波や―/水原秋桜子》
関連用語
うしのつの-もじ: 【牛の角文字】 (牛の角に形が似ているので) 平仮名の「い」の文字。また,徒然草にある延政門院の歌より,恋文のこと。「ふたつ文字―直ぐな文字歪み文字とぞ君は覚ゆる/徒然 62」 (「ひ」の文字とする説もある)
うしのつのもじ: 【牛の角文字】 〔牛の角に形が似ているので〕 平仮名の「い」の文字。また,徒然草にある延政門院の歌より,恋文のこと。 「ふたつ文字―直ぐな文字歪み文字とぞ君は覚ゆる/徒然 62」 〔「ひ」の文字とする説もある〕
うしのつのつきあい: 【牛の角突(き)合い】 (1)「牛合わせ」に同じ。 (2)言い争うこと。押し問答すること。
やつあしのつくえ: 【八つ足の机】 四対の足のある白木の机。神前に供物をする時や,儀式に用いた。やつあし。はっそくのつくえ。
あしの: 【蘆野】 姓氏の一。
しのつく: 【篠突く】 篠竹を束ねて突きおろすように,細いものが集中して飛んでくる。多く雨の激しく降るさまにいう。しのをつく。 「―・く雨」
しのつづみ: 【四の鼓】 雅楽の古い楽器。細腰鼓の一種で,三の鼓より大きく,下に置いて杖(ツエ)で打ち鳴らす。現在伝わらない。おおつづみ。
あし-の-つの: [1] 【葦の角】 「あしづの(葦角)」に同じ。 [季] 春。《やゝありて汽艇の波や―/水原秋桜子》
いつつのつみ: 【五つの罪】 「五罪(ゴザイ)」を訓読みした語。 「おのが―や消ゆると/林葉集」
つのつきあい: 【角突き合い】 〔「つのづきあい」とも〕 仲が悪くて互いに衝突すること。
むじつのつみ ①-: 【無実の罪】 実際には犯していないことできせられた罪。ぬれぎぬ。冤罪(エンザイ)。 「―で訴えられる」「―に泣く」
いしのつらら: 【石の氷柱】 鍾乳石(シヨウニユウセキ)の古名。石の乳(チ)。
あしのけ: 【脚の気】 脚気(カツケ)の古名。 「―起りて/落窪 3」
あしのこ: 【芦ノ湖】 神奈川県箱根火山の火口原湖。湖面の海抜725メートル。面積約7平方キロメートル。箱根用水の水源。
あしのねの: 【葦の根の】 (1)「ね」の音を繰り返して,「ねもころ」にかかる。 「―ねもころ思ひて/万葉 1324」 (2)根に節(ヨ)のあることから,「夜」「世」などにかかる。 「―夜の短くて/後撰(恋四)」 (3)根が分かれていることから,「分けても」にかかる。 「―分けても人に逢はむとぞ思ふ/後撰(恋二)」 (4)根が埿(ウキ)の中にあることから,「憂き」にかかる。 「―憂き身のほど