いぎのじん 意味
- 【威儀の陣】
大礼の際,儀式の威容を整えるために衛府(エフ)の官人が武装して整列すること。
関連用語
いぎのみこ: 【威儀の親王】 大礼の際,高御座(タカミクラ)のそばにあって,威儀を整える親王。
いぎのもの: 【威儀の物】 大礼の際,大舎人(オオトネリ)などが威儀を添えるため捧げ持った武器の類。
のじん: 【野陣】 野外にかまえた陣営。野営。露営。
いぎのおもの: 【威儀の御膳】 元日やその他の節会(セチエ)で,天皇の正式の食膳(シヨクゼン)。いぎのごぜん。 「様々にいろどりて,―参る/宇津保(吹上・上)」
うまのじん: 【右馬の陣】 内裏の修明門(シユメイモン)前にあった右馬寮(ウマリヨウ)の役人の詰め所。また,修明門の異名。
きたのじん: 【北の陣】 朔平門(サクヘイモン)の異名。衛門府(エモンフ)の陣があった。 「―ざまに歩み行くに/枕草子 248」
いぎのにょうぼう: 【威儀の女房】 「威儀の命婦(ミヨウブ)」に同じ。
いぎのみょうぶ: 【威儀の命婦】 大礼の際,高御座(タカミクラ)のそばにあって,威儀を整える女官。威儀の女房。
すぎのじょしだいがく: 【杉野女子大学】 1926年(大正15)創立のドレスメーカー学院を源とし,64年(昭和39)杉野学園女子大学として設立。65年現名に改称。
うこんのじん: 【右近の陣】 宮中内にある,右近衛府の役人の詰め所。紫宸殿(シシンデン)の西,月華門内にあった。
えもんのじん: 【衛門の陣】 左右衛門府の役人の詰め所。左衛門の陣は建春門内に,右衛門の陣は宜秋(ギシユウ)門内にあった。
このじんじゃ: 【籠神社】 京都府宮津市大垣にある神社。祭神は豊受大神・彦火明命(ヒコホアカリノミコト)・天照大神(アマテラスオオミカミ)など。丹後国一の宮。こもりじんじゃ。
さこんのじん: 【左近の陣】 平安時代,紫宸殿(シシンデン)で儀式のあるとき,左近衛府の将官が座を占めた所。紫宸殿の東南,日華門にあった。左近の陣の座。左仗。
ひがしのじん: 【東の陣】 内裏(ダイリ)の東にあった左兵衛の陣。また,宣陽(センヨウ)門。
いぎ-の-じん: ヰギ―ヂン 【威儀の陣】 大礼の際,儀式の威容を整えるために衛府(エフ)の官人が武装して整列すること。