いそのかみ-の-まろ 意味
- 【石上麻呂】
(640-717) 奈良時代の廷臣・左大臣。天武天皇の代に遣新羅(シラギ)大使となり,文武天皇の代に筑紫総領として北九州の経営に活躍した。
関連用語
いそのかみのまろ: 【石上麻呂】 (640-717) 奈良時代の廷臣・左大臣。天武天皇の代に遣新羅(シラギ)大使となり,文武天皇の代に筑紫総領として北九州の経営に活躍した。
いそのかみ: 【石上】 ※一※ (名) 奈良県天理市石上付近の地名。((歌枕))「―古き宮この郭公声ばかりこそ昔なりけれ/古今(夏)」 ※二※ (枕詞) 〔石上郷に布留(フル)という土地のあることから〕 「降る」「古る」「古し」などにかかる。 「―降るとも雨につつまめや/万葉 664」 ; 【石上】 姓氏の一。
いそのかみ-の-やかつぐ: 【石上宅嗣】 (729-781) 奈良時代の廷臣。石上麻呂の孫。光仁天皇の即位に功あり,中納言・中務卿・大納言などを歴任。詩文・書にすぐれ,仏教に帰依(キエ)し自宅を阿閦寺(アシユクジ)とした。寺内に建てられた芸亭(ウンテイ)には儒教典籍が置かれ,好学の徒に開放されたので,日本最初の図書館とされる。 芸亭
いそのかみ-でら: 【石上寺】 奈良県天理市にあった寺。旧跡に二説あり,石上にあった在原(アリワラ)寺とするものと,布留にあって僧正遍昭・素性が住み,良因寺・良峰寺・今宵(コヨイ)薬師ともいった寺とするものとがある。
いそのかみでら: 【石上寺】 奈良県天理市にあった寺。旧跡に二説あり,石上にあった在原(アリワラ)寺とするものと,布留にあって僧正遍昭・素性が住み,良因寺・良峰寺・今宵(コヨイ)薬師ともいった寺とするものとがある。
いそのかみ-じんぐう: 【石上神宮】 奈良県天理市にある神社。祭神は布都御魂(フツノミタマ)の剣。国宝七支刀を所蔵。
いそのかみささめごと: 【石上私淑言】 歌論書。三巻。本居宣長著。1763年成立,1816年刊。従来の歌論が儒教・仏教に思想的根拠を求めたのに対し,「もののあはれ」の論によって,和歌の文学的価値を独立させた。
いそのかみじんぐう: 【石上神宮】 奈良県天理市にある神社。祭神は布都御魂(フツノミタマ)の剣。国宝七支刀を所蔵。
いそのかみのやかつぐ: 【石上宅嗣】 (729-781) 奈良時代の廷臣。石上麻呂の孫。光仁天皇の即位に功あり,中納言・中務卿・大納言などを歴任。詩文・書にすぐれ,仏教に帰依(キエ)し自宅を阿閦寺(アシユクジ)とした。寺内に建てられた芸亭(ウンテイ)には儒教典籍が置かれ,好学の徒に開放されたので,日本最初の図書館とされる。 →芸亭
そのかみ: 【其の上】 (1)過ぎ去ったその時。そのむかし。 「―関白にならせ給へる二位中将殿と/平家 3」 (2)その時。 「―塗籠に入りにけり/大和 103」
そののかみ: 【園の神】 平安京の宮内省に祀(マツ)られた神。 →園韓神(ソノカラカミ)
えいそのかぜ: 【永祚の風】 永祚元年(989)8月に近畿地方を襲った台風。のちに,天災の比喩として使われるようになった。
そのからかみ: 【園韓神】 平安京の宮内省の内にまつられた園の神と韓の神の称。平安遷都以前からこの地にあり,遷都に際してほかへ移そうとしたが,神勅があって皇室守護神としてまつられることになったという。
かみ-の-その: 【神の園】 (1) 神社の境内。神苑(シンエン)。神の園生(ソノウ)。 (2) (祇園(ギオン)を訓読みして) 京都東山,祇園の社(八坂神社)をさす。
その-の-かみ: 【園の神】 平安京の宮内省に祀(マツ)られた神。 園韓神