おのえ-きくごろう 意味
- ヲノヘキクゴラウ
【尾上菊五郎】
歌舞伎俳優。屋号,音羽(オトワ)屋。
(1)(初世)(1717-1783) 宝暦・明和期(1751-1772)に活躍した名優。京都の人。初め若衆方・女方で評判を得,のち立役となった。
(2)(三世)(1784-1849) 初世の高弟尾上松緑の養子。文化・文政期(1804-1830)に活躍した。江戸の人。生世話(キゼワ)狂言・怪談狂言を得意とした。
(3)(五世)(1844-1903) 三世の孫。団・菊・左+もっと...と並称される明治時代の代表的な名優。前名,一三世市村羽左衛門。家の芸として新古演劇十種を制定。
(4)(六世)(1885-1949) 五世の長男。通称六代目。大正から昭和にかけて活躍。初世中村吉右衛門と菊吉(市村座)時代を形成。あらゆる役柄をこなし,歌舞伎の新しい演技術をつくりあげた。舞踊の名手としても有名。1930年,日本俳優学校を創設。
関連用語
おのえきくごろう: 【尾上菊五郎】 歌舞伎俳優。屋号,音羽(オトワ)屋。 (1)(初世)(1717-1783) 宝暦・明和期(1751-1772)に活躍した名優。京都の人。初め若衆方・女方で評判を得,のち立役となった。 (2)(三世)(1784-1849) 初世の高弟尾上松緑の養子。文化・文政期(1804-1830)に活躍した。江戸の人。生世話(キゼワ)狂言・怪談狂言を得意とした。 (3)(五世)(184
きくごろう: 【菊五郎】 ⇒尾上(オノエ)菊五郎
きくごろうごうし: 【菊五郎格子】 四本と五本の縞の格子の目に「キ」と「呂」の字を交互に入れた模様。「キ九五呂」に菊五郎をかけたもの。三代目尾上菊五郎の考案という。浴衣(ユカタ)地などに用いる。菊五郎縞。
きくごろう-ごうし: キクゴラウガウ― [6] 【菊五郎格子】 四本と五本の縞の格子の目に「キ」と「呂」の字を交互に入れた模様。「キ九五呂」に菊五郎をかけたもの。三代目尾上菊五郎の考案という。浴衣(ユカタ)地などに用いる。菊五郎縞。
なかはし-とくごろう: ―トクゴラウ 【中橋徳五郎】 (1861-1934) 実業家・政治家。石川県生まれ。官吏を経て大阪商船会社社長に就任。その後,衆議院議員。文相・商工相・内相を歴任。
ひらせさくごろう: 【平瀬作五郎】 (1856-1925) 植物学者。越前の人。画工として帝国大学理科大学に奉職。1896年(明治29)イチョウの精子を発見。
ひらせ-さくごろう: ―サクゴラウ 【平瀬作五郎】 (1856-1925) 植物学者。越前の人。画工として帝国大学理科大学に奉職。1896年(明治29)イチョウの精子を発見。
おのえ: 【尾上】 〔「お」は峰の意。「おのうえ」の転〕 山の上。山の頂上。 「―の鐘も響くなり/謡曲・高砂」 ; 【尾上】 姓氏の一。
なかはしとくごろう: 【中橋徳五郎】 (1861-1934) 実業家・政治家。石川県生まれ。官吏を経て大阪商船会社社長に就任。その後,衆議院議員。文相・商工相・内相を歴任。
おのえらん: 【尾上蘭】 ラン科の多年草。奈良県および長野県以北の山地の草原に自生。草丈10~15センチメートル。茎の下部に楕円形の葉を一対つける。夏,頂部に径約1センチメートルの鐘状の白花を二~六個開く。
おのえ-の-まつ: ヲノヘ― 【尾上の松】 古歌などに詠まれた松の名。兵庫県加古川市尾上神社にある「尾上の松」,対岸の高砂市高砂神社の「高砂の松」のいずれをさすか不明。「高砂の―に吹く風の/千載(恋一)」
おのえ-らん: ヲ―ヘ― [3] 【尾上蘭】 ラン科の多年草。奈良県および長野県以北の山地の草原に自生。草丈10~15センチメートル。茎の下部に楕円形の葉を一対つける。夏,頂部に径約1センチメートルの鐘状の白花を二~六個開く。
きくのえん: 【菊の宴】 陰暦九月九日,重陽(チヨウヨウ)の節句に宮中で行われた観菊の宴。菊酒を賜った。きくのえに。菊花の宴。菊の節会(セチエ)。
きくごぼう: 【菊牛蒡】 (1)キク科の多年草。ヨーロッパ原産。高さ約80センチメートル。夏,黄色の花が咲く。若い葉はサラダに,長さ30センチメートルになる根は煮て食べる。 (2)モリアザミの俗称。
おのごろ-じま: 【磤馭慮島】 (「おのころじま」とも。おのずから凝り固まってできた島の意) (1) 記紀神話で,いまだ混沌状態の国土を,伊弉諾(イザナキ)・伊弉冉(イザナミ)二神が天の浮き橋の上から矛(ホコ)でかきまわして引き上げた時に,その矛先から滴り落ちた潮が凝固してできたという島。 (2) 日本の称。 [日葡]