おもいあがる 意味
- 【思い上(が)る】
(1)実際よりえらい者だと思い込む。いい気になる。うぬぼれる。
「―・った態度」
(2)気位を高くもつ。自負する。
「はじめよりわれはと,―・り給へる御かたがた/源氏(桐壺)」
関連用語
おもいあがり: 【思い上(が)り】 思いあがること。つけあがること。うぬぼれ。 「―もほどほどにしろ」
ぬいあがる: 【縫い上(が)る】 全部縫って出来上がる。 「着物が―・った」
はいあがる: 【這い上(が)る】 (1)這って上に上がる。 「岸に―・る」 (2)低い地位や苦しい境遇などから抜け出す。 「泥沼の生活から―・る」「下積みから―・る」 ‖可能‖ はいあがれる
まいあがる: 【舞(い)上がる】 (1)舞うようにしてあがる。風に吹かれて高くあがる。 「ヒバリが―・る」「火の粉が―・る」「砂塵が―・る」 (2)浮かれてさわぐ。 「所々の料理亭に所々の遊所まで,三十日を忘れて―・る体(テイ)/洒落本・虚実柳巷方言」 ‖可能‖ まいあがれる
思いあがる: 思い上がる
舞いあがる: 天かける; 舞立つ; 舞上がる; 翔ける; 天翔ける; 舞い上がる; 天翔る; 舞いたつ; 飛びかける; 飛び翔る; 舞い上る; 翔る; 飛揚する; 舞い立つ
おもいあう: 【思ひ敢ふ】 (下に打ち消しを伴う) (1)思い切る。決心する。 「玉の緒の短き心―・へず/古今(雑体)」 (2)考えつく。予期する。 「まだ―・へぬ程なれば/源氏(東屋)」 ; 【思い合う】 (1)愛し合う。 「互いに―・った仲」 (2)(複数の人が)同じようにものを思う。 「さぶらふ人々もこしらへわびつつ心細く―・へり/源氏(須磨)」 (3)偶然考えが一致する。考
おもいあつ: 【思ひ当つ】 (1)気づく。思いつく。 「いとしるく―・てられ給へる御側目を見過さで/源氏(夕顔)」 (2)考えてそれぞれに割り当てる。 「女房の中にも,品々に―・てたるきはぎは/源氏(柏木)」
おもい-あがり: オモヒ― [0] 【思い上(が)り】 思いあがること。つけあがること。うぬぼれ。「―もほどほどにしろ」
おもい-あが・る: オモヒ― [5] [0] 【思い上(が)る】 (動ラ五 [四] ) (1) 実際よりえらい者だと思い込む。いい気になる。うぬぼれる。「―・った態度」 (2) 気位を高くもつ。自負する。「はじめよりわれはと,―・り給へる御かたがた/源氏(桐壺)」
おもいあたる: 【思い当(た)る】 なるほどと気づく。 「―・るふしがある」
おもいあつむ: 【思ひ集む】 あれこれと思う。いろいろなことを思う。 「つくづくと臥して―・むることぞあいなきまで多かるを/蜻蛉(中)」
おもいあまる: 【思い余る】 あれこれ考えたがどうしてもよい考えが浮かばない。思案にあまる。現代語では,多く「思い余って」の形で用いる。 「―・って上司に相談する」「をとこ,臥して思ひ,起きて思ひ,―・りて/伊勢 56」
おもいあぐねる: 【思い倦ねる】 考えがまとまらず,あれこれと思い惑う。考えあぐねる。
おもいあつかう: 【思ひ扱ふ】 (1)心をくばって世話する。 「いとしのびて隠ろへて―・ふを,あはれにうれしと思して/寝覚 2」 (2)心を痛める。思い悩む。 「―・ふ煩悩の焔皆滅除すらむと覚ゆ/栄花(玉の台)」