かこち-よ・る 意味
- 【託ち寄る】
(動ラ四)
かこつけて言い寄る。「言ひよるたよりも,…この君をぞ,―・りけれど/源氏(蛍)」
関連用語
かこち-よ・す: 【託ち寄す】 (動サ下二) かこつけて言う。関係をつけて言う。「菊の露を―・せなどやうの,つきなき営みにあはせ/源氏(帚木)」
かこち: 【託ち】 不平を言うこと。恨み言を言うこと。 「実体(ジツテイ)の女房の―も恋なれば/露団々(露伴)」
かこちがお: 【託ち顔】 恨めしそうな顔つき。嘆く顔つき。 「歎けとて月やは物を思はする―なるわが涙かな/千載(恋五)」
かこちぐさ: 【託ち種】 (1)かこつけにできるもの。口実。 「―にもし給へ/盛衰記 26」 (2)恨みの種。 「閨(ネヤ)の―絶えし契りの一節(ヒトフシ)/浄瑠璃・壇浦兜軍記」
かこちごと: 【託ち言】 恨み嘆く言葉。かごと。
かこちなき: 【託ち泣き】 恨み,嘆いて泣くこと。
かこちょう: 【過去帳】 寺院で檀家・信徒の死者の俗名・法名・死亡年月日などを記しておく帳簿。鬼簿。点鬼簿。鬼籍。冥帳。
かこちよす: 【託ち寄す】 かこつけて言う。関係をつけて言う。 「菊の露を―・せなどやうの,つきなき営みにあはせ/源氏(帚木)」
かこちよる: 【託ち寄る】 かこつけて言い寄る。 「言ひよるたよりも,…この君をぞ,―・りけれど/源氏(蛍)」
かこち種: かこつけ; 口実; 言いわけ; 自己弁護; エクスキューズ; 言訳; 言分け; 言い訳; 辞柄; 託言; 言い分け; かこつけ言; イクスキューズ; 自己正当化; 託ち種; 弁解; 託種; 言前
かこち-がお: ―ガホ 【託ち顔】 恨めしそうな顔つき。嘆く顔つき。「歎けとて月やは物を思はする―なるわが涙かな/千載(恋五)」
かこち-ぐさ: 【託ち種】 (1) かこつけにできるもの。口実。「―にもし給へ/盛衰記 26」 (2) 恨みの種。「閨(ネヤ)の―絶えし契りの一節(ヒトフシ)/浄瑠璃・壇浦兜軍記」
かこち-ごと: [0] 【託ち言】 恨み嘆く言葉。かごと。
かこち-なき: 【託ち泣き】 恨み,嘆いて泣くこと。
ここち-よ・い: [4] 【心地好い】 (形) [文] ク ここちよ・し 気持ちがよい。気分がよい。「―・いそよ風」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)