かたぎぬ-ばかま 意味
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【肩衣袴】
小袖に肩衣と袴をつけた姿。室町末期には武士の正装となる。近世の裃(カミシモ)の前身。
関連用語
かたぎぬばかま: 【肩衣袴】 小袖に肩衣と袴をつけた姿。室町末期には武士の正装となる。近世の裃(カミシモ)の前身。
かたぎぬ: 【肩衣】 (1)袖無しの上衣。 「布―有りのことごと着襲(キソ)へども/万葉 892」 (2)素襖(スオウ)の袖や胸紐を略した形の上衣。初め下位の武士が用いたが,室町末期には上位の武士も用いた。 →肩衣袴
どう-かたぎぬ: [3] 【胴肩衣】 袖のない胴服。
ぬの-かたぎぬ: [3] 【布肩衣】 麻・苧(カラムシ)などの繊維で織った布で作った粗末な肩衣。
ゆう-かたぎぬ: ユフ― 【木綿肩衣】 木綿(ユウ)で織った肩衣。「褨襁(ヒムツキ)の平生(ミズコ)髪には―純裏(ヒツラ)に縫ひ着/万葉 3791」
どうかたぎぬ: 【胴肩衣】 袖のない胴服。
ぬのかたぎぬ: 【布肩衣】 麻・苧(カラムシ)などの繊維で織った布で作った粗末な肩衣。
かりぎぬ-ばかま: [5] 【狩衣袴】 狩衣と,それに着ける指貫の袴。
かたばかま: 【片袴】 (1)袴の足の片方。 (2)山伏などがはく短い袴。また,袴の下にはく防寒用の袴とも。
かた-ばかま: 【片袴】 (1) 袴の足の片方。 (2) 山伏などがはく短い袴。また,袴の下にはく防寒用の袴とも。
うちかけかたぎぬ: 【打掛肩衣】 肩衣の裾を袴(ハカマ)の内へ入れず,ただ肩からうちかけて着ること。
うちかけ-かたぎぬ: 【打掛肩衣】 肩衣の裾を袴(ハカマ)の内へ入れず,ただ肩からうちかけて着ること。
かりぎぬばかま: 【狩衣袴】 狩衣と,それに着ける指貫の袴。
わたぎぬ: 【綿衣】 綿入れの衣。 「夏とほしたる―のかかりたるを/枕草子 198」
かたぎ: 【気質】 〔「形木」から生じた語〕 (1)ある身分・職業・環境などの人に特有の気性。多く他の語と複合して用いる。 「昔―」「職人―」「江戸っ子―」 (2)その人の感情や行動に表れる特有の傾向。気性や習慣。 「行義強い―なれば/浮世草子・禁短気」 ; 【形木・模】 (1)模様を彫刻した板。その形を布や紙に刷って染めつけるのに用いる。 (2)版木(ハンギ)。 (3)基準。型。