くも-たちわき 意味
- [4]
【雲立ち涌き】
立ち涌き模様の一。立ち涌きの中に雲形をあしらったもの。上皇・親王・摂政の指貫(サシヌキ),関白の袍(ホウ)の文(モン)に用いる。くもたてわく。
関連用語
くもたちわき: 【雲立ち涌き】 立ち涌き模様の一。立ち涌きの中に雲形をあしらったもの。上皇・親王・摂政の指貫(サシヌキ),関白の袍(ホウ)の文(モン)に用いる。くもたてわく。
たちわき: 【帯刀】 ⇒たちはき(帯刀) ; 【立ち涌き】 有職(ユウソク)文様の一。向かい合った二本の線が中央でふくらみ,両端ですぼんだ形の連続したもの。雲の湧(ワ)き上がる状態を見立てたものという。ふくらんだ空間に雲・菊などを配し,雲立ち涌き・菊立ち涌きなどという。たてわく。たてわき。
くちわき: 【口脇】 (1)口の両わき。口のはた。 (2)馬の口の裂けめ。轡掛(クツワガ)かり。 ――黄ば・む 若くて未熟な者をあざけっていう語。くちばしが黄色い。 「さやうに―・みたるぬしたち,出し入れては見むとする/栄花(様々の悦)」 ――を下・ぐ 口をへの字に結ぶ。口脇を引き垂る。 「したり顔に去(ノケ)張りて―・げ/今昔 28」 ――を引き垂(タ)・る 「口脇を下ぐ」に同じ。
たち-わき: [0] 【立ち涌き】 有職(ユウソク)文様の一。向かい合った二本の線が中央でふくらみ,両端ですぼんだ形の連続したもの。雲の湧(ワ)き上がる状態を見立てたものという。ふくらんだ空間に雲・菊などを配し,雲立ち涌き・菊立ち涌きなどという。たてわく。たてわき。
かたちわう: 【阿党ふ・儻ふ】 片方に親しむ。ひいきする。 「或いは―・ひて曲ぐること有らば/日本書紀(孝徳訓)」
たちわかる: 【立ち別る】 〔「たち」は接頭語〕 ※一※ (動ラ四) 別々になる。 「女男の両宗―・つて各々座につかれて後/浮世草子・禁短気」 ※二※ (動ラ下二) 別れてそれぞれ別の方向に行く。 「いと心あはたたしくて―・る/源氏(玉鬘)」
たちわざ: 【立(ち)技】 柔道・レスリングで,立ったまま相手に仕掛ける技。 ⇔寝技
たちわたる: 【立ち渡る】 (1)雲や霧が一面に立ちおおう。 「狭井河よ雲―・り/古事記(中)」 (2)車などが立ちならぶ。 「隙もなう(物見車ガ)―・りたるに/源氏(葵)」 (3)立って移動する。 「雁が音の聞こゆる空ゆ月―・る/万葉 2224」
たちわる: 【断(ち)割る】 切って割る。割る。 「私の心臓を―・つて,温かく流れる血潮を啜らうとしたからです/こころ(漱石)」 ‖可能‖ たちわれる
いつのちわき: 【稜威道別】 日本書紀の研究書。一二巻。橘守部著。1844年頃成立か。本居宣長の古事記偏重に対して,日本書紀を称揚した。
ちわ: 【痴話】 愛しあう男女がたわむれてする話。情話。また,いろごと。情事。 「―げんか」
わき: 【分き・別】 〔四段動詞「わく(分)」の連用形から〕 (1)差別。区別。 「夜昼といふ―知らず我(ア)が恋ふる/万葉 716」 (2)分別。思慮。 「我は子うむ―も知らざりしに/大鏡(序)」 ; 【脇】 徳島県中北部,美馬(ミマ)郡の町。吉野川中流北岸にあり,阿波藍(アワアイ)の集散地として発達した。 ; 【和気】 のどかな気分。むつまじい気分。 「―口元に…一種の―
くも: 【雲】 (1)空気中の水分が凝結して水滴・氷晶となり,これらが群れ集まって空中を浮遊しているもの。主として,気流の上昇に伴う断熱冷却により発生する。 →雲級 (2){(1)}の位置や形状などからの比喩的用法。(ア)身分・地位がはるかに高いことのたとえ。 「―の上の人」(イ)一面にひろがったり,たなびいたりしているもののたとえ。「花の―鐘は上野か浅草か(芭蕉)/続虚栗」(ウ)気持ちや表情
たち: 【立ち】 ※一※ ② (名) 〔動詞「立つ」の連用形から〕 (1)出発すること。旅立つこと。 「明日のお―は何時ですか」 (2)すぎゆくこと。経過。 「月日の―が早い」「産後の肥―」 (3)尽きること。 「―の早い蝋燭(ロウソク)」 (4)「立ち稽古(ゲイコ)」の略。 「―に入る」 (5)「立役(タチヤク)」の略。 (6)「立ち合い」の略。 ※二※ (接頭) 動詞に
うちわ: 【団扇】 〔「打ち羽」の意という〕 (1)あおいで風を起こす道具。普通は,細く削った竹の骨に,紙・絹などを張る。形は円形・角形などさまざま。もとは貴人が自分の顔を隠すために用いたものという。「―であおぐ」﹝季﹞夏。《月に柄をさしたらばよき―かな/宗鑑》 (2)「軍配団扇(グンバイウチワ)」の略。 (3)家紋の一。団扇を図案化したもの。{(1)}のほか軍配団扇・羽団扇がある。 ――を上