し 意味
- (1)五十音図サ行第二段の仮名。硬口蓋摩擦音の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
(2)平仮名「し」は「之」の草体。片仮名「シ」は「之」の草体の変形。
- 植物ギシギシの古名。[和名抄]
- 【士】
(1)男子。特に,学問・道徳を修めた男子についていう。
「同好の―」「好学の―」「高潔の―」
(2)さむらい。武士。
(3)古代中国で,大夫と庶民との間に位した身分。
- 【子】
※一※ (名)
(1)こ。こども。
(2)五等爵の第四。子爵+もっと...。
(3)独自の思想・理論をもって一家をなした人。有徳の人。特に,孔子。
「―のたまわく」
(4)漢籍の分類法である四部(経・史・子・集)の一。経書以外の諸子百家の書,農学・芸術・宗教に関する書物など。
※二※ (代)
二人称。自分と同程度の相手をさす。古めかしい言い方。君。
「―の考えやいかん」
※三※ (接尾)
(1)動作性の名詞に付いて,そのことをもっぱら行う男子の意を表す。
「読書―」「編集―」
(2)古く,貴族の女子の名に添えて用いる。
「光明―」「式―内親王」
(3)名前の下に付けて親しみの意を表す。
「やや点兵衛―,どうなすつた/滑稽本・浮世風呂 4」
(4)自分の名の下に付けて,卑下する意を表す。
「芭蕉―/芭蕉書簡」
(5)助数詞。碁石,特に置き碁のとき置く石を数えるのに用いる。
「三―置く」
- (1)人を制して沈黙させるときなどに発する語。しい。しっ。
「―,静かに!」
(2)牛馬を進ませたり,邪魔なものを追い払ったりするときに発する語。しい。しっ。
「―,あっちへ行け」
(3)(狂言で)呼びかけの言葉。
「是に言葉をかけう,―,―,申し/狂言・餅酒」
- 【詩】
(1)文学の形式の一。一定の韻律などを有し,美的感動を凝縮して表現したもの。内容的にはギリシャ以来抒情詩・叙事詩・劇詩に大別され,近代にはいって定型を廃した自由詩・散文詩が盛んとなった。
(2)人の心に訴え,心を清める作用をもつもの。また,詩的趣があるさま。
「彼の生き方には―がある」
(3)(和歌・俳句に対して)漢詩のこと。
――に別才(ベツサイ)あり
〔滄浪詩話(詩弁)〕
詩作は学問の浅深に関係なく,特殊の才能による。
――を作るより田を作れ
文芸に精力を使うよりは,実生活に利益のある仕事に精を出すべきだという意。
例文
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- 息を深く吸ったり吐いたりしてください。
- 我々には死か降伏かのどちらかしかない。
- 彼女はしまいには入院するはめになった。
- 父は私が山へ1人で行くことに反対した。
- アリスさんはダイエットをしようとした。