つりどこ 意味
- 【吊り床・釣(り)床】
(1)つり下げた寝床。ハンモック。﹝季﹞夏。
(2)「壁床(カベドコ)」に同じ。
関連用語
つりど: 【釣(り)戸】 開けるときは上につり上げて金具などで留め,おろすと閉じる戸。蔀戸(シトミド)など。
あかりどこ: 【明(か)り床】 ⇒付(ツ)け書院(シヨイン)
とりどころ: 【取り所】 (1)特にすぐれている所。認めるべき点。とりえ。長所。 「―のない平凡な気の弱い…男/或る女(武郎)」 (2)器物の取っ手。つまみ。 「―には,女の一人若菜摘みたる形を作りたり/宇津保(蔵開中)」
やりどころ: 【遣り所】 やるべき場所。また,持ってゆく場所。やりば。 「身の―にもまた困つて/いさなとり(露伴)」
よりどころ: 【拠り所】 (1)ある事の成り立つ根拠となる事柄。 「意見の―となる資料」 (2)たよるところ。ささえとなるもの。 「身の―を求める」「心の―がない」
わりどこ: 【割り床】 (1)一部屋を屏風などで仕切り幾組みかの布団を敷くこと。旅館・女郎屋などでの相部屋をいう。割。 「―も面白い/歌舞伎・名歌徳」 (2)〔「わりとこ」という〕 江戸時代の歌舞伎劇場で,下級の俳優・囃子方(ハヤシカタ)の名前を一枚に連記した看板。
拠りどころ: 基柱; 柱; 拠り所; 頼り; 中枢; バックボーン; たより; 信用; 大黒柱; 主柱; 柱石; 幹; 従属; キーストーン; 屋台骨; 大極柱; 拠所; 要石; かなめ; 依存; 信; 心頼; 心頼み; 信頼; 頼み; 支柱; 基幹
つり-どこ: [0] 【吊り床・釣(り)床】 (1) つり下げた寝床。ハンモック。 [季] 夏。 (2) 「壁床(カベドコ)」に同じ。
つりどうぐ: 【釣(り)道具】 魚を釣るのに用いる道具の総称。古来,竿・糸・針・おもり・うき・餌を釣りの六物(リクモツ)という。釣り具。
つりどの: 【釣(り)殿】 寝殿造りの南端の,池に臨んで建てられた周囲を吹き放ちにした建物。魚釣りを楽しんだところからの名という。納涼・饗宴に用いられた。 →寝殿造り
かかりどころ: 【掛(か)り所】 頼りとするところ。頼みどころ。 「人に軽めあなづらるるに,―なき事になむ侍る/源氏(乙女)」
さわりどころ: 【障り所】 さまたげになるもの。 「ひたみちに行ひにおもむきなむに,―あるまじきを/源氏(御法)」
つりどうろう: 【釣(り)灯籠】 軒先などにつるす灯籠。
あずかりどころ: 【預所】 荘園で領主に代わって荘地・荘官・年貢などの管理をする職。また,その役所。中司。あずかりしょ。
こどねりどころ: 【小舎人所】 摂関家などの家司(ケイシ)の詰め所。