めかし 意味
- 【粧し】
めかすこと。よそおい飾ること。おしゃれ。
「お―をする」
例文
もっと例文: 次へ>
- 彼女は新しいドレスを着てめかしこんだ。
- 彼女は我々と行きたいのだとほのめかした。
- 彼らはその事をほのめかしさえしなかった。
- 彼女は彼に帰ってもらいたいとほのめかした。
関連用語
いま-めかし・い: 【今めかしい】 (形) [文] シク いまめか・し (1) 当世風だ。現代風である。「今度は―・い唄をお花がうたつて/風流懺法(虚子)」 (2) はなやかである。派手である。「世の中―・しき事なく静かなり/源氏(賢木)」 (3) わざとらしい。いまさらめいている。「―・しき申事にて候ヘども/平家 3」 [派生] ――さ(名)
いろめかし: 【色めかし】 色っぽい。色気がある。好色そうだ。 「―・しきをば,いとあはあはしとおぼしめいたれば/紫式部日記」
おぼめかし: 〔動詞「おぼめく」の形容詞化〕 (1)はっきりしない。 「夕すずみといふほど,物のさまなども―・しきに/枕草子 224」 (2)未熟だ。不確かだ。 「そのかた(=歌ノ方面)に―・しからぬ人/枕草子 23」 (3)不安だ。気がかりだ。 「―・しながら頼みかけ聞えたり/源氏(夕顔)」 (4)知らないふりをしている。そらとぼけている。 「しひて,―・しう,けうとうもてなさせ給ふめれば
おめかし: 〔「めかす」の連用形に「お」の付いたもの〕 おしゃれすること。 「―して出かける」
お-めかし: [2] (名)スル (「めかす」の連用形に「お」の付いたもの) おしゃれすること。「―して出かける」
こめかし: 【子めかし】 子供っぽい。あどけない。おっとりしている。 「―・しうらうたげなりしはさばかりの並みには類あらじ/浜松中納言 2」 ; 【米浙】 (1)米をとぐこと。米を洗うこと。 (2)「米浙桶(コメカシオケ)」の略。
こめかし-おけ: ―ヲ― [5] 【米浙桶】 米をとぐ桶。米とぎ桶。
こめかし-ざる: [4] 【米浙笊】 「米揚げ笊(ザル)」に同じ。
なま-めかし・い: [5] 【艶かしい】 (形) [文] シク なまめか・し □一□(多く女性について)異性の心をそそるような魅力がある。あでやかで色っぽい。あだっぽい。「―・い湯上がり姿の女」「―・い目つき」「―・くしなだれかかる」 □二□ (1) 若々しく美しい。みずみずしく美しい。「かく御賀などいふことは,ひが数へにやとおぼゆるさまの,―・しく人の親げなくおはしますを/源氏(若菜上)」 (2
ひとめかし: 【人めかし】 〔動詞「ひとめく」の形容詞化〕 (1)俗世間の人間らしく見える。 「この世の―・しきかたは,かけはなれ給ひぬれば/源氏(横笛)」 (2)一人前である。人並みである。 「我心の限は―・しうもてなして/栄花(初花)」
ふる-めかし・い: [5] 【古めかしい】 (形) [文] シク ふるめか・し (動詞「ふるめく」の形容詞化) (1) いかにも昔のものだと感じられる。古風だ。「―・い寺院」「―・いしきたり」 (2) 年寄りじみる。「いと―・しきしはぶきうちして/源氏(朝顔)」 [派生] ――さ(名)
ほのめかし: 遠回しの言及; 暗示; 仄めかし
めかしい: 〔形容詞型活用 〕 名詞や形容詞・形容動詞の語幹に付いて,そのような状態を呈している意を表す。…のようにみえる。…らしい。 「今更―・い」「古―・い」「なま―・い」
めかしこむ: 【粧し込む】 特別に身なりを飾る。おしゃれをする。 「ひどく―・んで来た」
めかしや: 【粧し屋】 おしゃれな人。