和やぐ 意味

発音を聞く:
  • なごやぐ ③
    なごやかになる。穏やかになる。
    「気持ちが―・いだ」「座が―・ぐ」

関連用語

        和や:    なごや 〔「や」は接尾語〕 なごやかなこと。やわらかいもの。 「蒸し衾(ブスマ)―が下に臥せれども妹とし寝(ネ)ねば肌し寒しも/万葉 524」 →にこや
        和やか:    なごやか ② (1)気分がやわらいでいるさま。おだやか。 「―な雰囲気」「―に話し合う」 (2)態度・物腰のやわらかなさま。しなやか。 「狩衣姿なる男しのびやかにもてなし,―なれば/源氏(蓬生)」 ﹛派生﹜——さ(名) ; にこやか ② (1)うれしそうににこにこしているさま。 「―な顔つき」 (2)ものやわらかなさま。優美なさま。 「(筆跡ノ)―なる方の御なつかしさは,
        和や・柔や:    にこや 肌ざわりがやわらかいこと。また,やわらかなもの。 「苧衾(ムシブスマ)―が下に/古事記(上)」 →なごや
        やぐ:    【夜具】 寝る時用いる用具。布団や毛布など。寝具。 ; 〔五[四]段型活用〕 名詞や形容詞の語幹などに付いて,そのような状態を呈すること,そのような状態になるように振る舞うことの意を表す動詞を作る。 「花―・ぐ」「若―・ぐ」
        花やぐ・華やぐ:    はなやぐ ③ (1)明るくはなやかである。 「若い女性の―・いだ声」「―・いだ雰囲気」 (2)陽気に振る舞う。 「同じ直衣の人参り給ひて,これは今少し―・ぎ,猿楽言などし給ふを/枕草子 184」 (3)はぶりよく暮らす。栄える。 「前(サキ)の帥殿は,時の一の人の御孫にて,えも言はず―・ぎ給ひしに/大鏡(頼忠)」
        あやぐ:    〔綾言(アヤゴト)の意といわれる〕 沖縄県宮古諸島の歌謡。また,その総称。長詩形と短詩形があり,英雄賛歌,生活・労働歌,祝宴歌など内容は広い。
        くみ-やぐ:     [0] 【組(み)夜具】 敷き布団・掛け布団などを一組みにした夜具。組み布団。
        さやぐ:    〔擬声語「さや」の動詞化〕 (1)さやさやと音を立てる。 「葦辺なる荻の葉―・ぎ/万葉 2134」 (2)さわぐ。 「水穂の国はいたく―・ぎてありなり/古事記(上)」
        つみ-やぐ:     [0] 【積(み)夜具】 遊郭で,遊客が女郎となじみとなったしるしとして贈った新調の夜具を,店先に積んで飾っておいたもの。
        つり-やぐ:     [3] 【釣(り)夜具】 病人・老人などに夜具の重みを感じさせないように,夜具の中央に金属の輪を付けて,天井からひもで下げるようにしたもの。釣り夜着。
        やぐち:    【矢口】 (1)狩場の口開けに最初の矢を射ること。また,その儀式。 (2)矢に射られた傷口。
        やぐら:    【岩倉・窟】 〔「いわくら」の転とも,「谷倉」の意ともいう〕 鎌倉・室町時代,山腹に横穴を掘って墓所としたもの。後世貯蔵庫としても用いられた。神奈川県鎌倉市近傍に多く見られる。 ; 【櫓・矢倉】 〔(8)が原義〕 (1)城や館の門の上,あるいは敷地内に設けた物見・防戦のための高楼。近世の城郭では,一層から四層の塗込造りの建物が多く,城内の要所,城壁や城門の上に設けた。 (2)木材
        嫋やぐ:    たおやぐ 柔和に振る舞う。物柔らかになる。 「いとおほどかに,美しう―・ぎ給へるものから/源氏(澪標)」
        爽やぐ:    さわやぐ ※一※ (動ガ四) さわやかになる。気分がよくなる。 「はればれしからぬ空のけしきに,え―・ぎ給はねど/源氏(若菜下)」 ※二※ (動ガ下二) さわやかにする。 「仏の御しるしいと尊し。今しばし―・げてわたし奉れ/寝覚 2」
        細やぐ:    ほそやぐ ほっそりする。やせる。 「昔よりは少し―・ぎて/源氏(宿木)」

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