届く 意味
- とずく
〔「とどく」の古形〕
※一※ (動カ四)
(1)一点から他の一点に至り着く。とどく。
「園原や伏屋に―・くかけ橋の/重之集」
(2)続く。
「海は艫櫂(ロカイ)の―・かん程攻め行くべし/平家 11」
※二※ (動カ下二)
(1)一点から他の一点に至り着かせる。とどける。
「我をどこまでも送り―・くる者は花と水とで有るぞ/四河入海 14」
(2)続ける。
「人の善をするも一日や二日やなんどはすれども久しく―・けてはせぬものなるが+もっと.../四河入海 24」
- とどく ②
※一※ (動カ五[四])
〔「とづく」の転〕
(1)送った物が目的地に達する。
「手紙が―・く」
(2)ある所まで達する。
「手が軒先に―・く」
(3)世話や注意が十分に行き渡る。行き届く。
「注意が―・く」「扨々おぬしは―・かぬ人ぢや/狂言・人馬」
(4)気持ちが目指す相手に通じる。
「思いが―・く」
〔「届ける」に対する自動詞〕
※二※ (動カ下二)
⇒とどける
︱慣用︱ 痒(カユ)い所に手が―・手が―・目が―
例文
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- カタログが届くのを楽しみにしています。
- その品は届くまで2週間ほどかかります。
- 灰皿はすぐ手の届く所に置いてください。
- その巨大なビルは空に届くように思えた。
- 沖縄に届くのにどれくらいかかりますか。
関連用語
届く範囲: 積載量; 理解の及ぶ範囲; 結果; 射程距離; 影響力; 射程
手が届く: 育つ; 上達する; 足りる; 成長する; 追いつく; 間に合う; 達する; 到着する
手の届く: 到達できる
行(き)届く: いき-とど・く [4] 【行(き)届く】 (動カ五 [四] )「ゆきとどく」に同じ。「―・いた配慮」
行{(}き{)}届く: いきとどく ④ 「ゆきとどく」に同じ。 「―・いた配慮」 ; ゆきとどく ④ (1)こまかいところまで気がつく。すみずみまでよく注意がゆきわたる。いきとどく。 「―・いた教え方」「―・かないところもありますが,どうぞよろしく」 (2)至りつく。ある程度またはある所まで達する。 「年来たづねし我誠心,―・いて満足いたす/人情本・梅児誉美 4」
行{(き)}届く: いきとどく ④ 「ゆきとどく」に同じ。 「―・いた配慮」 ; ゆきとどく ④ (1)こまかいところまで気がつく。すみずみまでよく注意がゆきわたる。いきとどく。 「―・いた教え方」「―・かないところもありますが,どうぞよろしく」 (2)至りつく。ある程度またはある所まで達する。 「年来たづねし我誠心,―・いて満足いたす/人情本・梅児誉美 4」
目の届く所に: 目に見えて
天まで届くほどに: 空高く
痒い所に手が届く: かゆい所に手が届く; かゆいところに手が届く; 痒いところに手が届く
かゆいところに手が届く: 痒い所に手が届く; 痒いところに手が届く; かゆい所に手が届く
かゆい所に手が届く: 痒いところに手が届く; 痒い所に手が届く; かゆいところに手が届く
太陽光線が届く深さの: 生物発光に関する; 光による刺激の; 発光の; 光の影響に関する
痒いところに手が届く: 痒い所に手が届く; かゆいところに手が届く; かゆい所に手が届く
届かないこと: 短い
届{(け)}物: とどけもの ◎ 先方へ届ける物。また,付け届けの物。
届{(け)}済み: とどけずみ ◎ 届け出をすましたこと。