つぶさに 意味
例文
- 大正5年(1916年)5月、大戦下の欧州視察を命ぜられ、約11ヶ月を費やして、ロシア、スウェーデン、イギリス、フランス、イタリア、スイス、アメリカの7ヶ国をつぶさに視察。
- 内容は、主人公の性的体験の記述はもちろんであるが、当時のヨーロッパ、およびイギリス、ビクトリア朝の社会の性的側面の実相を社会学的、歴史的につぶさに知ることができるものである。
- 高度にパイプライン化された現代のスーパースカラープロセッサの実行の様子をつぶさに調べると、プロセッサ内部の実行ユニットすべてが動作しているわけではない場合が多いことがわかった。
- 『仏説無量寿経』には、すべての人が悲しみ苦しみにあえいでいる姿をつぶさに観察した法蔵菩薩(阿弥陀仏の修行時代の名前)は、この人たちすべてが仏となって幸せになってもらいたいと誓いを立てた。
- 模型雑誌に連載した『宮崎駿の雑想ノート(妄想ノート)』で現実や架空の戦車をつぶさに描写し、そのうち架空の多砲塔戦車「悪役一号」は後にプラモデル化され、ミリタリーモデラーにも高い評価を受けた。
- 彼は、また、明治16年4月から19年1月まで、陸奥宗光氏と共に米国から、英、仏、独の諸国を巡歴して、先進国の経済、文化発展の様子をつぶさに視察しており、特に米国における鉄道事業に強い興味を抱いて帰ってきた。
- フランス駐在武官を勤め、欧米各国の航空隊の発展をつぶさにし、帰国後、陸軍航空隊の発展に尽力した航空隊育ての親であるが、東條英機に疎まれ、太平洋戦争末期の1943年5月に第2航空軍司令官を解職され、同年8月に没した。
- こうした構図は、『魔性の子』や『東亰異聞』といった小野の他のホラー小説とも共通したテーマを扱っているとも言えるが、破滅を通じて、「あちら側」に恋焦がれる者が平穏な居場所を見出していく過程をつぶさに描いている点が、この作品の特徴と言えよう。
- 桂は、江川から単に小銃術・西洋砲術など近代西洋兵学を学ぶだけでは飽き足らず、この台場築造の実際を見る機を捉えて、積極的に江川に願い出、江川の付き人として一般人が立ち入ることを許されなかった江戸湾の軍事要衝地における台場築造工事をつぶさに視察している。
- 特に有川は、その異常な恐がりかたから遊園地のジェットコースターに乗る企画(後述)が設けられ、またその絶叫をサンプリングしヒップホップ風の楽曲として構成したCD(『有川君の絶叫』※廃盤)や絶叫マシン搭乗時の有川の表情をつぶさに収録したDVDをリリースするまでとなった。