あおのける 意味
- 【仰のける】
(顔を)上に向ける。あおむける。
「笠を―・けて見る」
- あおのけ 【仰のけ】 「あおむけ(仰向)」に同じ。 「―にうしろのかたへひつくりかへれば/西洋道中膝栗毛(魯文)」
- あおのけ-ざま アフ― 【仰のけ様】 上に向いた状態。あおむけざま。「麦藁帽子を,―に戴き/当世書生気質(逍遥)」
- とおのける 【遠退ける】 とおのかせる。とおざける。「他人を―・ける」[日葡]
- あおのけざま 【仰のけ様】 上に向いた状態。あおむけざま。 「麦藁帽子を,―に戴き/当世書生気質(逍遥)」
- あお-のけ アフ― [0] 【仰のけ】 「あおむけ(仰向)」に同じ。「―にうしろのかたへひつくりかへれば/西洋道中膝栗毛(魯文)」
- あおの 【青野】 姓氏の一。
- のける 【退ける・除ける】 (1)現在の位置から去らせる。どける。《退》「押し―・ける」「それがしを―・けうよりもそちがのけ/狂言・牛馬」 (2)物をよそへ移す。どける。《除》「石を―・ける」 (3)除外する。取りのぞく。《除》「虫の食った豆は―・けておく」「部屋代と食費を―・けると,手もとにいくらも残らない」「取り―・ける」 (4)(補助動詞) 動詞の連用形に「て」の付いた形に付く。(ア)
- あおのく 【仰のく】 ※一※ (動カ五[四]) 上を向く。あおむく。[ヘボン] ※二※ (動カ下二) ⇒あおのける
- あおのり 【青海苔】 (1)緑藻類アオサ目アオノリ属の海藻の総称。浅海や河口の岩上,磯の潮だまりなどに群生。管状または扁平で一層の細胞よりなり,緑色または黄緑色。スジアオノリ・ボウアオノリ・ヒラアオノリなど。食用。﹝季﹞春。《―や石の窪のわすれ汐/几董》 (2){(1)}を乾燥させて,ふりかけや薬味とするもの。主にスジアオノリが用いられ,市販品にはアオサも含まれる。
- おしのける 【押し退ける】 (1)そこにいる人を押して無理にどかせる。 「人を―・けて一番前へ出る」 (2)自分の出世や勝利などのために他人をしりぞける。 「同僚を―・けて出世街道を進む」
- かきのける 【掻き退ける】 手などで押したり払ったりしてわきにどける。 「人を―・けて前へ出る」
- つきのける 【突き退ける・突き除ける】 手荒く脇へ押しのける。 「子供を―・ける」
- とりのける 【取り除ける】 (1)取って,その場所からなくす。取り除く。 「覆いを―・ける」 (2)それだけ別に残しておく。
- はねのける 【撥ね除ける】 (1)跳ね飛ばすようにしてどける。押しのける。 「ふとんを―・ける」 (2)除外する。はねる。 「不良品を―・ける」「近所の茶飲にさへ―・けられても/浮世草子・諸道聴耳世間猿」
- ひきのける 【引き退ける】 (1)引っ張ってのかせる。 「手を―・ける」 (2)引き離す。遠ざける。 「次に又少し―・けて,上の御前の御料によそひたり/栄花(御賀)」 (3)取り除く。 「単衣を引かづくを御覧じて―・けさせ給へば/讃岐典侍日記」